リストプロパティーズが鎌倉市でホームIoTを導入した別荘を開発:プロジェクト
リストプロパティーズは、新型コロナウイルスの影響により、遠方への旅行が難しくなっている中で、リゾートエリアにある高級不動産の需要が高まっていることを受けて、非日常的な生活を楽しめる別荘の開発を進めている。
リストの連結子会社であるリストプロパティーズは、神奈川県鎌倉市稲村ガ崎で開発を進めていた高級別荘が2020年7月29日に竣工した。
温水プールやバーカウンターを設置
稲村ガ崎の別荘は、RC造地下1階/地上2階建てで、延べ床面積は364.5平方メートル。住所は神奈川県鎌倉市稲村ガ崎3-7-26で、敷地面積は366.7平方メートル。アクセスは江の島電鉄「稲村ケ崎」駅から徒歩3分。設計は田井勝馬建築設計工房が担当し、施工は大同工業が担った。
リストグループでは、これまで主に市街地での1次取得者層向けの戸建て住宅やマンションの分譲と開発を行ってきた。しかし、テレワークの導入が各社で進み、働き方が変わっていく中で、リゾートエリアの高級不動産の需要が高まっていることを受けて、人気がある鎌倉エリアでの別荘の開発に至った。
今回の別荘は、地上1階の屋外部分には、温水プールやバーベキューコンロ付きテラスを配置し、室内にはワインセラーや鉄板焼きスペース、バーカウンターを設けた。建物の地上2階部分には、寝室が3部屋あり、メインの寝室にはオーシャンビューのバスルームが付いている。また、地下1階には駐車場もあり、最大4台の車が駐車可能。
また、アクセルラボが提供するスマートライフ・プラットフォーム「SpaceCore」を採用している。SpaceCoreを建物に導入することで、照明機器の制御や遠隔操作できるスマートロックとシャッターの施解錠、カーテンの開け閉め、エアコンと屋外カメラの操作がスマートフォンで使える専用のアプリや各部屋のセントラルコントローラー「NATURE」、スマートスピーカーで行える。
今後、リストプロパティーズを含むリストグループでは、別荘住宅の開発で得たノウハウを基に、今回の物件と同価格帯となる5億円前後の高級別荘を開発していく。
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