東急リバブル、熊本新市街ホテルプロジェクトの本体工事に着手:プロジェクト
東急リバブルは「(仮称)熊本新市街ホテル・店舗複合開発 新築計画」のプロジェクトマネジメント事業を受託し、本体工事に着手した。新旧商業拠点を結び、まち全体の魅力の向上を推進する。
東急リバブルは、2020年7月末より、熊本市中央区新市街で進めるTLS4による「(称)熊本新市街ホテル・店舗複合開発 新築計画」のプロジェクトマネジメント事業を受託し、本体工事に着手した。開発計画から建築までの一連の工程をマネジメントしていく。
本計画地が所在する新市街地区は、熊本市を代表する経済商業拠点である「アーケード商店街」と2019年9月開業の「桜町地区再開発施設」の新旧商業拠点を結ぶ玄関口であり、近年重要性を増しているエリアだ。当該地区におけるランドマークとなる施設開発を目指し、まち全体の魅力の向上を推進する。
また本計画は、熊本市が進める「まちなか再生プロジェクト」の第一号案件となる「高さ基準の特例承認」を受け、駐車場だった土地に、高さ基準の海抜55mを超える海抜59.95m、高さ46.65、地上12階のホテル・店舗複合施設を建築する。ホテル最上階には展望露天風呂付スカイスパや復旧が進む熊本城を望む複数の客室を設け、低層部には開放的な商業スペース、建物周囲にはゆとりある公開空地を確保する。賑わいと防災性を高め、熊本地震からの創造的復興の一端を担う。
TLS4は2022年4月末に本物件の完工引渡を受ける予定で、地域経済の活性化のため熊本の光進建設が施工し、ホテルはカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントが運営する。また敷地面積は2527.02平方メートル、延床面積は1万6441.30平方メートルにおよぶ。
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