リモートワーク向けにも、建設ドキュメント閲覧アプリがDropboxと連携:製品動向
YSLソリューションは、同社が提供する建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)」と、Dropbox Japanが提供する「Dropbox Business」とのシステム連携を開始した。
YSLソリューションは、同社が提供する建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)」と、オンラインストレージサービスDropbox(ドロップボックス)の日本法人、Dropbox Japanが提供する「Dropbox Business」との、システム連携機能の提供開始を発表した。
CheXとは、建設業界にて200社以上に導入されている図面閲覧アプリだ。CADデータなどの自動変換機能の他、図面やマニュアルへ、手書き・テキスト・写真でのメモ・共有が可能なうえ電子黒板にも対応している。
今回のシステム連携では、Dropbox Business上に保管されている図面などの各種建設ドキュメントを、施工現場で操作するCheXから呼び出して閲覧したり、メモを記入して関係者と共有したりすることが可能となる。これにより、設計などの他部門との情報共有がスムーズになるだけでなく、これまで共有によって分散されがちだった各種ドキュメントも、一元で管理できるようになる。また、建設業界でも急速に対応が進む、リモートワークの環境整備の推進にも貢献することが期待される。
新機能は、CheXの無償オプションとして提供されるが、利用するには別途、有料版のDropbox Businessへの申し込みが必要となる。今回のシステム連携と合わせ、同社はDropboxとリセラー契約を締結した。CheXユーザーは、Dropbox Businessも同社からワンストップで購入が可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- CheXがXC-Gate.ENTと連携でExcelに対応、現場での帳票作成などが容易に
YSLソリューションが展開する図面確認アプリ「CheX」が、テクノツリー製システム「XC-Gate.ENT」と連携したことで、Excelに対応し、ドキュメントの閲覧や情報共有、帳票作成といった一連の業務を現場でより容易に進められるようになった。 - 「BIMを現場へ連れていけ」、“CheX”新機能はiPadでBIMモデルに自在書き込み
スーパーゼネコンなどで導入が進むクラウド型図面共有システム「CheX」は、「BIMを現場に連れていけ」をコンセプトに、最新バージョンでBIMモデルをタブレット上で閲覧できる新機能を搭載した。 - 建設業200社が導入、図面管理・共有アプリ「スパイダープラス」
レゴリスは建設業界向けの図面管理・情報共有アプリ「SpiderPlus(スパイダープラス)」に、現場工事の進捗状況を見える化する新機能「工事進捗管理」の提供を開始した。開発にあたっては、ユーザー目線のニーズを反映させるため、鴻池組と共同で行った。 - iPadを活用した内装仕上げ検査、入力工数を3割削減
戸田建設はiPad用内装仕上げ検査システムの新板を開発したと発表した。YSLソリューションと共同開発した建築現場向けの内装仕上げ検査システムで、従来より検査項目の入力スピードと操作性を大幅に向上させた。検査作業を行う現場作業員の負担軽減に貢献する狙いだ。