調査リポート
建設業の人手不足は全産業中で最多、厚労省の過不足判断DI:産業動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2020年7月分のマンスリーレポートを公表した。今回のトピックスでは、厚生労働省の「労働経済動向調査」をベースに、産業分野別で労働者の過不足状況どのように変化しているのかを分析している。
建設技術者数は30万人で、前年同月比2ケタ減
2020年5月の建設技術者数は30万人(前年同月比88.2%)と2019年8月以来の2ケタ台の落ち幅となった。
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は4カ月連続で前年同月を下回り、前年同月よりも0.50ポイント低い5.42倍。
有効求人数は前年同月比88.1%、新規求人数は同87.9%で、ともに5カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向が続いている。
建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.05ポイント低下して5.16倍となり、3カ月連続で前年同月を下回った。
有効求人数は前年同月比93.0%、新規求人数は同95.3%となり、ともに5カ月連続で前年同月を割り込み、建設業各社の求人意欲は依然として低下している。
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