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タカミヤの次世代足場「Iqシステム」がBIMと連携、業務コスト10%減BIM

タカミヤは、高い作業性と安全性を備えた次世代足場「Iqシステム」とBIMを連携させた新サービスをの提供を開始した。

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 足場など仮設機材の開発/製造/販売/レンタルを行うタカミヤは、次世代足場「Iqシステム」と、BIMソフトを連携した新たなサービスを2020年7月10日に開始した。

範囲選択で仮設機材の数量を算出


次世代足場「Iqシステム」(左)、Iqシステムの売上データ(右) 出典:タカミヤ

 2013年に発売したIqシステムは、階高1900ミリと先行手すり高1010ミリの採用により、平均身長172センチほどの一般的な成人男性が、屈むことなく通れる高い作業性と安全性を備えた次世代足場。2020年3月期の販売実績は、前年比31.3%の増加で、建設業界で普及が進んでいる。


BIMサービスでは、仮設足場のBIMモデルを作成して事前に検討してから、現場で組み立てを行う 出典:タカミヤ

 一方、同社のBIMは、設計部門の主力事業として、2019年秋から社内で導入しており、今回、BIMを次世代足場に採り入れることで、不具合の早期発見や仮設計画をスムーズに進めることが実現する。BIMでは、仮設工の3D設計モデルの中から、範囲を選択するだけで、範囲内にある仮設機材の数量を算出できる「Takamiyaコマンド」という独自のカスタマイズ機能を搭載。BIMソフトを扱うスキルが相対的に低いユーザーでも、容易に扱えるため、設計担当者に限らず事務職員でも簡単なレクチャーだけで数量算出が可能となる。タカミヤ社内では、業務コストで10%の削減を達成したという。

 また、3Dで仮設計画を行うことで、安全性が可視化され、高所での事故抑制につながる。例えば、道路規制が必要になる俯角75度の影響範囲が事前に把握でき、作成したBIMモデルであらかじめ隣接する躯体離隔や足場の隙間を視認することが可能になる。さらに作成したモデルと実現場との比較で、現場の注意喚起や教育資料としての活用も期待されている。


俯角75度の検証(左)、乗り込み口のイメージ(右) 出典:タカミヤ

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