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ICT施工に対応するCATの次世代中型ブルドーザー「D5」、生産性50%向上:製品動向(2/2 ページ)
キャタピラージャパンは、次世代モデルと位置付ける中型のブルドーザ「D5」を発売した。D5は、土木の造成工事や産業廃棄物処理場で、高い能力を発揮し、従来機に比べトン当たりのコスト低減が見込める。また、オフロード法の2014年基準をクリアする環境性能の他、国土交通省が推進するi-Constructionに対応している3次元マシンコントロールシステム「Catグレード3D」も、オプションで装着することができる。
ドーザ・ブレードはVPATとストレートチルトで選択可
メンテナンス面では、作動油などフィルター交換間隔が延び、集中化したサービスポイントやモジュール式のコンポーネント設計などで、作業効率が大幅に改善された。足回りの耐久性も上がったことで、休車期間が短くなり、メンテナンスコストが約10%減らせる(従来機D6Nとの比較)。
ドーザ・ブレードは、掘削角度を変えるアングル操作が可能で、作業の汎用性を広げるVPAT(バリアブルパワーアングルチルト)ドーザと、上下に作動するストレートチルトドーザ(SU)の2種類から選べる。VPATドーザは、現場間の輸送に適した折り畳み式ブレードも用意されている。
D5のラインアップは、湿地車の「D5 LGP VPAT(折り畳みブレード)」が3777万8000円、乾地車の「D5 VPAT(折り畳みブレード)」が3565万8800円、「D5 SUブレード」が3507万9800円(全て販売標準仕様、税抜き)。
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