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配線工不要の「遠隔モニタリング」、キヤノンMJがコロナ対策で月額料金を“2カ月無償現場管理

キヤノンマーケティングジャパンは、建設現場の工事進捗や屋外イベントの混雑状況などの確認で、現場に人がその都度行かなくて済み、1度電源を入れるだけで、遠隔モニタリングが始められるサービス「VisualStage GO」を新たに提供する。VisualStage GOは、新型コロナウイルス感染症の対策支援を目的としたキャンペーンで、月額利用料金を最長2カ月間は無償としている。

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 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、LTEを搭載し、屋内外で電源があれば、すぐに映像監視ができるネットワークカメラ一体のクラウド録画サービス「VisualStage GO(ビジュアルステージ ゴー)」を2020年6月19日に発売する。

カメラやクラウドも含めたオールインワンの録画サービス


PTZカメラキット「M5525-E」を設置した「VisualStage GO」イメージ 提供:キヤノンマーケティングジャパン

建設現場での導入イメージ 提供:キヤノンマーケティングジャパン

 VisualStage GOは、屋外監視に必要な2種類のカメラと、LTEルーター、SIM、専用クラウドがパッケージとなったオールインワンの遠隔録画サービス。

 配線工事を必要とせず、電源を入れるだけで、録画がスタートする。LTEルーターとSIMも備わっているので、ネットワーク環境を事前に用意しなくても、高精細な映像で現場のモニタリングが可能になる。また、機器がコンパクトでクラウドタイプのため、設置先を定期的に移動するといった柔軟性のある運用にも応えられる。

 クラウドは、離れた場所からPCやスマートフォンで、ライブ映像を閲覧できるクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S(ビジュアルステージタイプエス)」が用意されている。最長で360日までクラウド上に映像を保存することが可能で、専用装置やソフトウェアが必要なく、初期コストを抑えられ、狭い場所にも設置でき、導入後にメンテナンス負荷の低減も見込める。

 VisualStage Type-Sの主な機能は、オンラインバンク並みの暗号化された高セキュリティ通信をはじめ、映像共有のシェア機能、ムービークリップ、動体検知の通知、権限設定などがある。別途オプションのライブ映像配信を利用すれば、YouTube Liveでのリアルタイム配信も行える。


クラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」はどこにいてもスマホからアクセス可能 提供:キヤノンマーケティングジャパン

 キヤノンMJでは、新サービス提供の背景について、人手不足が懸念されている建設現場や製造現場では近年、人が現場に出向くことなく、現況をPCやスマートフォンを介してリアルタイムでモニタリングしたいというニーズが増えていると説明する。とくにここ最近では、新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、医療施設やレジャー施設、イベント会場でも、リアルタイムに混雑状況を映像配信することで、3密(密閉、密集、密接)を回避する要望も急増しているという。

 しかし、屋外や期間限定のイベント会場は、ネットワーク環境を新たに構築することが難しく、そこでキヤノンMJはネットワーク配線工事が要らず、電源を入れるだけでモニタリングの環境が整う新サービスを展開することとなった。

 VisualStage GOのラインアップは、初期にかかる機器料金として、2種類あるカメラのうち、固定カメラキット「AXIS M2025-LE」が17万9600円、建設現場の管理やインフラ監視などの広い範囲をカバーするPTZカメラキット「M5525-E」が29万1800円(全て税抜き)。


「VisualStage GO」サービス構成 提供:キヤノンマーケティングジャパン

 クラウド利用料など月額料金は、最短の30日間録画プランが7800円/月で、最長の360日録画プランが1万2800円/月。オプションのYouTube Liveで配信するライブ映像配信は3800円/月(全て税抜き)。

 なお、キヤノンMJでは、発売と同時に、新型コロナウイルス感染症の対策支援を目的としたキャンペーンを展開しており、月額利用料金を最長2カ月間は無償で提供する(カメラ本体料金、設置費用などは除く)。

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