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大成建設が「ARES Touch」をカスタマイズ、27秒で立ち上げからクラウドストレージ接続までを実現Graebert Japan Annual Meeting 2020(2/2 ページ)

大成建設はタブレットとスマホ上でDWG互換CADに、施工現場から写真の添付やコメント、マークアップなどが行えるクラウド「ARES Touch」をカスタマイズし、作業性を高めている。

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今後はARES Kudoの活用方法を検討


大成情報システム 辻征氏

 ARES Touchのカスタマイズにあたって、GraebertはSSOの実装などを担当。大成情報システムは、ARES TouchアプリへのMDM/MAMの実装やMicrosoft と技術的課題の調査、GraebertとMicrosoftのエンジニアの橋渡しを行った。さらに、両社は認証失敗時の原因分析にも取り組んだ。

 ARES Touchのカスタマイズが完成した結果、アプリインストール後、立ち上げからOneDrive for Business接続するまでの時間を短縮した。「通常版では1分45秒かかっていたが、大成建設がカスタマイズしたバージョンだと27秒で済む」(辻氏)。

 今後の展開について、辻氏は、「SSOに対応したARES Touchで、業務の効率化を進めていく。使用デバイスを問わずにクラウド上で、DWG互換CADの作成や編集に取り組めるGraebert製クラウド“ARES Kudo”の活用方法についても検討する」と明かした。

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