中長期宿泊ニーズに対応する都市型アパートメントホテル、京都で:プロジェクト
大和ハウスグループのコスモスイニシアは、都市型アパートメントホテル「MIMARU(ミマル)京都 河原町五条」を2開業。建築家・佐々木達郎氏監修・中長期宿泊ニーズにも対応する。
大和ハウスグループのコスモスイニシアは、東京・京都で14施設目となる都市型アパートメントホテル「MIMARU(ミマル)京都 河原町五条」を2020年2月6日に開業したことを発表した。京都の中心地「河原町」に近く、鴨川まで徒歩3分、清水寺含め市内の観光地や伏見稲荷大社などの市外のスポットへもアクセスしやすい場所にある。ロビーと客室デザインの監修は、有名ホテルなどの設計を手掛け、グッドデザイン賞などの受賞歴がある佐々木達郎氏。モダンでありながら古都の要素を感じさせる空間を演出した。
同社が展開する「APARTMENT HOTEL MIMARU(アパートメントホテル ミマル)」は、全客室キッチン付き、ダイニングスペースも備わった広い室内で、ファミリーがゆっくり過ごせる空間・サービスを提供し、日本での新たな滞在スタイルを提案している。
今回開業した『MIMARU 京都 河原町五条』では、日本に古くからしたしまれる「屏風(びょうぶ)」をモチーフに、「賑わい」と「くつろぎ」という2つの空間が共存するロビーを設け、京都の暮らしに身近な鴨川に映りこむ、四季折々の様子を表した色彩が特徴的な客室を有する。家族連れなどグループでも快適に過ごせる約40〜60平方メートルの全96部屋からなり、定員4人、約60平方メートルの部屋は独立した寝室が2つある2LDKタイプとなっている。
共用部には、「MIMARU」初となるフィットネスジムやエンターテインメントルーム、ポケモンルームをはじめとするキッズルームを設けており、中長期滞在中のリフレッシュのほか、ゲスト同士の交流や日本文化を体験できるさまざまなイベントに活用する予定だ。
同社では、客室以外の空間でも世界中の旅行者が集うコミュニケーションの場を提供し、宿泊を通じて多彩な日本滞在を楽しめるよう、さまざまな取り組みを検討する。
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