三井不動産が新ホテルブランドを創設、チェックイン/アウトに顔認証を採用:プロジェクト(1/3 ページ)
三井不動産グループは、これまでホテル・リゾート事業で、「ザ・セレスティンホテルズ」などのハイクラスや「三井ガーデンホテルズ」といったアッパーミドルクラスのブランドを展開してきた。このたび、新しい滞在価値の提供を目指し、新ホテルブランド「sequence」を創設した。
三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは2020年1月28日、新ホテルブランド「sequence」を展開することを発表した。
やさしいつながりをテーマに
sequenceは“やさしいつながり”を基本テーマに、「SMART」「OPEN」「CULTURE」という3つのコンセプトから成る。2020年1月28日に、都内で開催された記者発表会で、三井不動産 ホテル事業部長の小田祐氏は、「SMARTでは、チェックインとチェックアウトで、従来にない時間設定や顔認証による自動化に取り組んだ。具体的には、17時にチェックインし、翌日14時にチェックアウトでき、朝食も12時までとれるため、顧客がゆとりをもって過ごせる。また、顔認証を活用したシステムで、セルフチェックインや客室内でのチェックアウト、キャシュレス対応を行う」と説明した。
さらに、「OPENをイメージして、1人で気楽に使え、ユーザー同士がコミュニケーションをとれる施設を設けた。CULTUREの施策としては、sequenceを設置する街の文化を想起させるようなインテリアやアートを室内に配置するとともに、顧客と住民が触れ合うコミュニティーイベントなどを開催していく予定だ」と語った。
ブランド名称のsequenceには、このホテルが、自分だけの過ごし方を自由に創造・編集し、唯一無二の時間を過ごすことができ、さまざまなヒト・モノ・コトとの出会いにつながるようにという思いを込めている。
sequenceのターゲットについては、「年代や国籍を問わず、スマートに街を楽しめ、ITリテラシーや社会のトレンドに敏感な人と相性が良い」(小田氏)。
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