コロナが遠隔地にある浴槽の利用状況を“見える化”するアプリを開発:ENEX2020
コロナは、スマートフォンを用いて、場所を選ばず、湯沸かしや湯張り状況などを確かめられるアプリケーションを開発した。
コロナは、「ENEX2020 第44回地球環境とエネルギーの調和展」(会期:2020年1月29〜31日、東京ビッグサイト)に出展し、ヒートポンブ給湯機「コロナ エコキュート」の最新モデルと連動するアプリケーション「コロナアプリ」を訴求した。
湯の使用量を見える化
コロナアプリは2020年6月にリリースされるアプリケーションで、同年5月に発売されるコロナ エコキュートの最新モデルをスマートフォンやタブレットを用いて、遠隔地から操作することや利用状況を可視化することができる。
遠隔操作では、湯沸かしがその場で行え、時間帯指定にも応じている。湯増しや各種指示を休止することも可能だ。アプリ上で、1日、1週間、1カ月単位で湯の使用量や貯湯量、給湯と風呂の温度、湯張り状況を確かめられる他、現在の使える湯量も見える化する。
また、宅内に限られるが、浴室への入室と入浴をスマートフォンでモニタリング可能なため、子供や高齢者など気になる住人の状況をチェックすることが容易だ。長湯を感知すると、アラートを発信するため、浴槽での不慮の事故を防げる。
コロナの担当者は、「自宅以外の遠隔地にあるエコキュートの利用状態をアプリで確認することも簡単なので、遠隔地にいる家族の様子を確認することに役立つ。例えば、離れて暮らす家族が、前日に湯を使っていなかったり、長時間入浴をしていることが知れれば、自宅内や浴室内の事故を早々に発見することにつながる」と語った。
この他、エコキュートの最新モデル用インターフォンリモコンで、「ふろ自動一時停止機能」を用いた、熱湯が急に出ないように制御することと、音声モニター機能で室内と浴槽に取り付けたインターフォンリモコンで相互通話することも紹介された。
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