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鴻池組が社内資料をモバイル化、会議をスマートに年200時間の工数削減:建設業の働き方改革
鴻池組は、モバイル向けコンテンツ管理システム「Handbook」を導入して、13種類の社内ミーティングをペーパーレス化し、約200時間の作業時間を削減させたという。
鴻池組は、アステリア支援の下、各種書類や画像、動画などをクラウドで簡単に集中管理するシステム「Handbook」を導入し、社内業務のペーパレス化を成功させた。
13種類の会議資料をペーパーレス化
鴻池組ではこれまで、経営会議などにあたり、最大200ページに及ぶ会議資料の印刷、製本、差し替えなどの長時間を要する準備作業が発生していた。その際、担当者は休日出勤や残業でこの作業に対応せざるを得なかった。
社内では働き方改革を実現させるため、会議の準備作業に伴い発生する大量の紙や複合機の占有時間の削減、業務負荷の軽減を検討した。その結果、課題解決を実現するツールとして、Handbookの採用に至ったという。
導入後の効果としては、業務で利用していたタブレット端末を資料の閲覧に活用。経営会議をはじめ、13種類の会議をペーパーレス化させた。会議中の資料の差し替えや追加にも迅速に対応できるため、効率的な会議運営にもつながった。
また、大量の紙削減だけでなく、年間約200時間の準備に充てていた時間も解消。Handbookであれば社員約150ユーザーに対する権限管理がスムーズに実施でき、機密性の高い資料を安全に管理することも可能となった。
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