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開発期間が終了、河川の土砂災害に対応する「水陸両用の運搬ロボット」:第14期 第11回出展技術発表会(3/3 ページ)
まだ記憶に新しい、千葉県で相次ぐ甚大な被害をもたらした台風15号・19号をはじめ、近年国内では大規模な水災害が頻発している。河川周辺の災害は、川沿いの道路が土砂で埋まってしまうことも少なくなく、復旧に向かう建設重機が通れない事態も起きている。次世代無人化施工技術研究組合では、こうした現場でも、無人化施工を可能にするため、半水中重運搬ロボットと遠隔操作システムの開発を2014年度から着手し、実現場で検証を重ねてきた。
各地配備や量産化を目指す
開発期間が終了した2019年度からのプロトタイプ機「CASTOR(カストール)」の利用計画では、土木研究所が機体の保有と管理を行い、運用や現場対応性に関する研究開発の継続と、非常時に出動・利用可能な体制を整える。
組合の活動方針では、機能の拡充や適用範囲の拡大といった研究開発を続け、長期間の実利用を踏まえた性能評価と改良、さらに各地への機器の配備や量産化に向けた検討を進めていくとしている。
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