スマートウェルネスシティのモデルハウスで第三者評価も
基盤やサービスの評価は、2019年11月に藤沢市周辺でモニターとなる家庭を募集し、基盤を設置して、稼働状況の確認や遠隔保守の有用性について検証。また、神奈川県藤沢市の戸建て分譲住宅地「セキュレアシティ藤沢 翼の丘」のモデルハウスには、IoT機器やサービスを展示し、社内外のモニターや有識者が参加するサービス評価も予定されている。セキュレアシティ藤沢 翼の丘は、神奈川県立藤沢高等学校の跡地(約2万6000平方メートル)に建設された全114区画の大型分譲住宅地。2019年3月に街びらきが行われ、IoTとAIを活用した「スマートウェルネスシティ」をコンセプトに、神奈川県が掲げる「健康寿命日本一」の一助となる街づくりが進められている。
実証実験をサポートする神奈川県は、全国に先駆け、生活支援ロボットの普及・促進に取り組んでいる。とくに2013年度に国から地域活性化総合特区としての指定を受けた「さがみロボット産業特区」では、最先端のロボットプロジェクトを公募し、県と事業者が業務委託契約を交わして、実施場所の探索・調整や規制緩和の提案、専門家による技術改良アドバイスなどの支援を行っている。大和ハウス工業の提案は2019年9月6日、応募のあった4件の中から、採択されている。
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