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建築家・横河健氏が「旅」をテーマに曲面大ガラスで“繊細なる無限空間”創出:OKAMURA Design Space R企画展【P4に動画】(4/4 ページ)
オカムラデザインスペースRで、「建築家と建築以外の領域の表現者との協働」を基本コンセプトに毎年開催している企画展が第17回目を迎え、2019年8月30日まで開催されている。今展では、建築家・横河健氏を招聘し、「旅」をテーマに作品を展開した。
ガラスとPETフィルム、環境音楽が相乗効果で「繊細性」を表現
OKAMURA Design Space R企画展「旅」【BUILTチャンネル】0:17で4分間に1回ゴムがねじられ、風が吹いたような演出
横河氏は、半年間の創作活動を振り返り、「コラボする作家を決めたことが重要だった。建築ではクライアントが設計者を決めた時点で、できあがる建築物の方向性は決定付けられる。私自身が企画者であり、設計者であり、依頼者でもあった」。
小松氏は完成作品を体験してみて、「湾曲したガラスの写り込みが、宇宙空間の様な増幅効果をもたらし、壁が広がっていくような錯覚を覚えた」と感想を漏らした。
最後に川向氏は論評で、「繊細という言葉がこの空間の基準となっている。今回は、人、モノ、空間、声をつなぎ、精細さを示した。17回やってきたが、家具を製作するだけでなく環境づくりの会社でもあるオカムラに、こういうことができるのでは?と提案したのは始めての試みだ。オカムラや工場の技術者との協力関係も含め、人間関係の繊細さが創作過程にも表れ、成功につながったのだろう」と評価した。
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