調査リポート
建設業の過不足判断は主要産業で“3番目”、人手不足感はやや弱まる:産業動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2019年7月分のマンスリーレポートをリリースした。今回のトピックスでは、4半期ごとに労働力の過不足の状態を事業所に対して調査している厚生労働省の「労働経済動向調査」から、「労働者過不足判断D.I.」の最新データについてまとめている。
就業者数は2カ月ぶりに前年同月を上回る
雇用関連の月次データでは、就業者数は499万人(前年同月比101.0%)となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。一方で公共職業安定所(ハローワーク)の新規求人数は6万8831人(前年同月比97.9%)と減少した。
公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は6万8831人(前年同月比97.9%)と減少した。
建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.57ポイント上昇して5.92倍となり、48カ月連続で前年同月を上回った。専門的・技術的職業の中で最も高い倍率となった。
ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.58ポイント上昇して5.21倍となった。49カ月連続で前年同月を上回っており、建設技能工についても厳しい人手不足の状況が長期化している。
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