ニュース
見込み客へのイベント告知や施主の要望管理をサポートするクラウドサービス:非住宅・建築フェア2019(2/2 ページ)
エフ・ディー・シーは、非住宅・建築フェア2019で、戸建て住宅購入希望者へのDM作業や施主の要望管理をサポートするクラウドサービス「plantable」を披露した。
写真やメッセージで具体的な家の仕様を注文
施主との打ち合わせは、デバイス上の専用画面で行えるとともに、クライアントが要望をコメントや画像を交えて伝えられるため、ニーズに則した設計を後押しする。また、建築主が、図面上の特定の位置を番号で指定して、写真やメッセージにより、具体的な仕様を注文できるので、構造に対する希望を伝達しやすい。加えて、受信した各メッセージを「検討中」「対応済み」「見送り」の3種に区分可能で、過去に受けたリクエストを忘れてしまうことが防げる。
ユーザーとのやりとりを時系列、話題別に記録できるため、営業部署内の顧客情報の共有が効率化される上、チーム全体のマネジメントにも活用が可能だ。
この他、定期点検や竣工した建物に関する相談、リフォームについての質問への対応といったアフターフォローも、各種履歴データやメッセージを用いて行える。
活用状況について、エフ・ディー・シー担当者は「現在5社で使用されており、ビルダーからの評判はかなり良い。それぞれのアカウントの情報を案件ごとに確認できることや打ち合わせでの利便性が高く評価されている」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デジタル図面の共有・編集が企業内ネットワークでも可能に、OKIの建設・設備工事向けクラウドサービス
OKIは2019年3月1日、デジタル図面を作成してネットワーク上で共有・編集できる建設業、設備工事業向けのクラウドサービス「TerioCloud」を企業内サーバでも導入可能にした「TerioCloud Private(以下、Private)」を発売する。 - 施設管理を変える「鍵のクラウド化」、Airbnb採用のスマートロックが日本上陸
構造計画研究所は2017年1月から米LockStateのスマートロックシステムを日本国内で展開する。物理的なカギを使うこと無く、遠隔地から施設や特定エリアの入退室管理や制限が行えるクラウドサービスで、施設管理の効率化に役立つ。米国では民泊サービスの米Airbnbも採用しているという。 - リノベマンションの設計図をVR化、施主との合意形成に活用
フリーダムアーキテクツデザインは、リノベマンションの設計段階の内部をVR(ヴァーチャルリアリティー)技術を使って、自由に歩くことができるVRサービスを開始した。図面の中を「自由に歩く」ことで、平面図では分かりづらい奥行感や天井高がリアルに確認できるため、発注者と設計者の合意形成に役立つ。 - 戸建て住宅のBIMデータで、建築確認を電子申請
高級注文住宅の設計事務所として知られるアーネストアーキテクツは2018年7月2日、BIM(Building Information Modeling)ソフトウェアを使って、RC造戸建て住宅の建築確認で電子申請を行い、確認済証が交付されたことを明らかにした。