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マンションインターフォンでオートロック解錠、置き配や訪問介護に対応 パナソニックEWとライナフが連携:FM(1/3 ページ)

パナソニック エレクトリックワークスとライナフは、マンションインターフォンを活用したオートロック入館管理システムの提案を開始した。両社のシステムをAPI連携させることで、サービス事業者がインターフォンから一時的にオートロックを解錠できるようにする。ライナフは2027年末までに入館管理システム「ライナフコネクト」の累計導入数5万棟、185万世帯への拡大を目指す。

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 パナソニック エレクトリックワークス(パナソニックEW)とライナフは2026年10月9日、マンションインターフォンを活用したオートロック入館管理システムの提案を開始した。パナソニックEWのマンションHAシステムIシリーズ「Clouge(クラウジュ)」「Clouge SQUARE(スクエア)」と、ライナフのサービス事業者向けオートロック入館管理システム「ライナフコネクト」をAPIで連携させる。マンションにオートロック解錠用の機器を別途設置する必要がなく、宅配や訪問介護などの提携事業者のスタッフがロビーインターフォンにワンタイムパスワードを入力してオートロックを一時的に解錠できる。

 ライナフは、パナソニックEWとの協業によってライナフコネクトの導入拡大を図り、2027年末までに累計5万棟、185万世帯への普及を目指す。一方、パナソニックEWは、マンションインターフォンなどの設備と各種サービスをネットワーク経由で連携させる「ネット接続型マンション」の提案を強化し、2030年度に10万世帯、2040年度に200万世帯への拡大を目指す。


パナソニックEW 電材&くらしエネルギー事業部 配線システムコミュニケーションBU 福尾尚紀氏(左)とライナフ 代表取締役 滝沢潔氏(右) 筆者撮影

スマートロックの後付け不要、インターフォンでオートロック解錠

 EC市場の拡大に伴って宅配便の取扱個数が増加する一方、配送ドライバーの人手不足や再配達に伴う業務負担が課題となっている。自宅の玄関前などに荷物を届ける「置き配」の需要も高まっているが、オートロック付きマンションでは、居住者の不在時に配達員が建物内に入れず荷物を持ち帰るケースもある。外部事業者に共用部の鍵や暗証番号を共有すれば、防犯上のリスクが生じる。そのため、セキュリティを担保した上で、権限を持つスタッフだけが入館できる仕組みが求められていた。

 ライナフコネクトは、事前に身元を確認した提携サービス事業者のスタッフに一時的な入館権限を付与し、オートロック付きマンションへの入館を可能にするサービスだ。居住者が指定した住戸前などでの置き配や集荷の他、訪問介護などにも対応する。現在、日本郵便などの宅配事業者をはじめ、全国各地の生協、クリーニング会社、訪問介護事業者など約40社と連携している。

 ライナフはこれまで、マンションの共用エントランスのオートロックを解錠できるスマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を活用して置き配などのサービスを提供してきた。NinjaEntranceは、天井裏や管理人室などに小型のIoT機器を設置し、スマートフォンなどからオートロックを解錠できるようにする。2026年10月時点で全国約2万3000棟のオートロックマンションに導入されている。

 今回のAPI連携では、パナソニックEWのマンションインターフォンを活用することで、NinjaEntranceを別途設置せずにライナフコネクトを利用できるようになる。サービス事業者のスタッフは、配達やサービス提供の際に専用Webアプリからワンタイムパスワードを発行し、ロビーのインターフォンに入力してエントランスのオートロックを一時的に解錠する。

 入館権限は、スタッフごとに割り当てた個別IDで管理する。解錠できるのは事前に認証されたスタッフに限られ、いつ、誰が解錠したかを確認できる履歴も記録する。

 サービスの利用には、ライナフコネクトの契約に加え、マンションゲートウェイの設置と共用部のインターネット環境の整備が必要となる。新築マンションを中心に提案を進めるが、対応設備を備えた既存マンションでも利用可能だ。


サービス事業者による入館の仕組み 提供:パナソニックEW

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