マンションインターフォンでオートロック解錠、置き配や訪問介護に対応 パナソニックEWとライナフが連携:FM(2/3 ページ)
パナソニック エレクトリックワークスとライナフは、マンションインターフォンを活用したオートロック入館管理システムの提案を開始した。両社のシステムをAPI連携させることで、サービス事業者がインターフォンから一時的にオートロックを解錠できるようにする。ライナフは2027年末までに入館管理システム「ライナフコネクト」の累計導入数5万棟、185万世帯への拡大を目指す。
ネット接続型マンションで居住者の利便性とマンションの価値向上へ
協業開始に合わせて開催された発表会で、パナソニックEW 電材&くらしエネルギー事業部 配線システムコミュニケーションBU 福尾尚紀氏は、「従来はマンションインターフォンなどの設備販売を中心とした『売り切りビジネス』が主流だったが、今後は設備導入後もユーザーとつながり、継続的にサービスを提供する『循環型ビジネス』への転換を進める」との方針を示した。循環型ビジネスでは、建物の新築から設備更新、リニューアルまで長期にわたってサービスを提供することで、居住者の利便性と建物を通じたライフタイムバリュー(LTV)の向上を支援する。
福尾氏は、従来のマンション設備について、「ネットワーク自体の整備がされていないケースもあり、まだクローズドな状態だ」と指摘する。ネット接続型マンションでは、マンションのインターフォン設備とパナソニックEWのサーバを、マンションゲートウェイやVPNルーターを介してインターネット経由で接続する。従来提供してきたマンション管理IoT化サービス「モバカン」などの自社サービスに加え、顧客のニーズに合わせた新たなサービスの提供に向けて、外部事業者との連携もさらに強化する。
また、ライナフ 代表取締役の滝沢潔氏は「マンションのセキュリティ強化が進んだことで、宅配などのサービスを利用しにくくなるという課題が生じていた。ライナフコネクトは、この課題をIoTの力で解決する取り組みだ」と説明する。
ライナフはこれまで、スマートロックの設置台数を増やすことでサービスを利用できるマンションを拡大してきたが、今回の協業でパナソニックEWのインターフォンを活用した入館管理にも対応し、導入物件の拡大を図る。
導入物件に加え、提携パートナー数やサービス領域の拡大も進める。ライナフは今後、提携パートナーを1年後に100社、5年後に1000社まで増やし、家事代行などにもサービス領域を広げる方針だ。
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