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内装拾い出しAIで夜の見積残業を削減、and°とGO.REFORMが協力業者にも展開:AI

AI開発のand°は、内装元請けのGO.REFORMと業務提携した。図面から数量と単価を下書きする「拾い出しAI」を2026年11月から協力業者向けに提供開始する。現場での利用を通じて改善を重ね、夜間に行っている見積業務の削減につなげる。

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 AI開発を手掛けるand°(アンド)は、内装リフォーム元請けのGO.REFORM(ゴー リフォーム)と業務提携を結び、2026年11月からGO.REFORMの現場で実用化を進めてきた「図面の拾い出しAI」を協力業者にも順次提供する。協力業者が現場作業後の夜に行っている見積業務をAIで下書きし、負担軽減と工期短縮を図る。

3者の位置付け。道具を作るand°、現場で使うGO.REFORM、これから使う協力業者
3者の位置付け。道具を作るand°、現場で使うGO.REFORM、これから使う協力業者 出典:and°、GO.REFORMプレスリリース

図面のPDFを送るとAIが拾い出し表の下書きを作成、見積を確定するのは人

 建設や内装業界では、協力業者の見積作業は現場から帰った夜に行われることが多い。図面から壁の面積や建具の数を拾い、材料や手間の単価を当て、諸経費を乗せる作業は時間を要し、現場が重なると見積の提出が遅れて工期の延長につながっていた。

 and°が開発した拾い出しAIは、PDFや写真の図面を送るだけで、床や天井、壁、巾木、廻り縁、建具、窓の数量を自動で拾い出して、下書きを作成する。

PDFの図面を送ってから、見積書になるまでの流れ
PDFの図面を送ってから、見積書になるまでの流れ 出典:and°、GO.REFORMプレスリリース

 2026年9月には、数量の隣に単価も表示されるようになった。表示されるのは利用企業が過去に提出した見積の単価で、他社や元請けの単価が出ることはない。数量も単価もAIが作るのはあくまで「下書き」で、最終的な確定は本人が行う仕組みだ。

拾い出しAIの画面
拾い出しAIの画面 出典:and°、GO.REFORMプレスリリース

 GO.REFORMは2026年7月から現場で利用しており、使いにくい点や現場特有の数え方などをand°へフィードバックし、改善を繰り返してきた。

 今回の提携により、GO.REFORMの案件を請け負う協力業者にも展開する。2026年10月に先行して3社へ提供し、さらに改善を重ね、2026年11月から希望する業者へ順次広げていく。

 協力業者がAIに入力した図面や単価は、GO.REFORMや他の協力業者には一切公開されない。利用は各業者の判断に委ねられており、利用しないことを理由にGO.REFORMが発注条件を変更することはない。

 and°は今後、協力業者での運用を経て、他の内装元請けへもこの仕組みを横展開していく計画だ。

 GO.REFORM 代表取締役 田畑陽平氏は、「見積りは、現場から帰ってきてから。ヘルメットを脱いで、飯を食べて、そこから図面を広げる。2026年7月から、まず自分の見積りで使ってみた。うちの数え方と違うところは、そのたび文句を言うて直してもらっている。いまは、数量が並んだところから始められる。ゼロから拾わんでええのは、正直でかい」と評価する。

 また、「うちだけ楽になっても、現場は回らない。拾うのがしんどいのは、うちより協力業者の方なので、同じ道具を使えるようにしたい、いま、現場が増えていて、関東でも一気に増え、これから全国へ広げていく。うちだけでは手が足りない。同じ道具を持って、一緒に走ってくれる会社を探している。協力業者が夜にかけている時間と、うちが見積を待つ時間。この2つを減らしたい」と抱負をコメントする。

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