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住友林業、移設/再利用できる木造ユニット建築「KIBLO」開発 横浜園芸博で活用:木造/木質化

住友林業は、工場で製造した木造ユニットを現場で組み合わせ、利用後は移設や再利用ができる木造ユニット建築「(仮称)KIBLO/キブロ」を開発し、GREEN×EXPO 2027の住友林業館「ひゃくの森」のバックオフィス棟に採用した。

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 住友林業は2026年9月29日、小規模事業用建築向けの木造ユニット建築「(仮称)KIBLO(キブロ)」を開発したと発表した。工場で製造した木造ユニットを現場で組み合わせ、利用後は移設や再利用が可能。約80平方メートルのモデルケースで、従来工法に比べて工期を半減できる見込みだ。2027年以降の製品提供を予定している。

 KIBLOは、「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」の住友林業館「ひゃくの森」で、約180平方メートルのバックオフィス棟として活用する。18ユニットを組み合わせた2階建てで、基礎工事完了後、6日間でユニット設置と木工事を完了した。


基本ユニットのイメージ(左)、ユニット設置中(中央)、バックオフィス棟完成写真外観(右)  出典:住友林業プレスリリース

 KIBLOは、建設現場の基礎工事と並行して、約10平方メートルの木造ユニットを工場で製造し、建設現場に搬入して設置、接合する。現場作業を削減し、施工の省力化や工期短縮につなげる。一次利用後はユニット単位で解体し、別の場所で再組み立て可能だ。移設して再利用することで建物のライフサイクルを延ばすことができ、木材による炭素固定に加え、建物そのものを長期間利用することで、環境負荷を低減し、資源の循環利用を図る。

 構法は木造軸組工法で、基本ユニットの寸法は2850(高さ)×1820(幅、柱芯寸法)×5460ミリ(奥行き、柱芯寸法)で、面積は9.94平方メートル。最大2階建てに対応する。長辺方向と短辺方向の両方向に連結でき、独自開発した幅600ミリで壁倍率7相当を実現した幅狭耐力壁により、ユニット連結時にも有効幅約4680ミリ、天井高2400ミリを確保し、開放感のある室内空間を実現する。ユニットの輸送には4トントラックを使用する(制限外積載申請などが必要)。また、着脱可能な連結金物を開発し、ユニット単位での解体と再組み立てが可能。ユニット建築ながら、常設利用を前提に断熱等級4相当の断熱性能を確保した。


主な仕様(左)、バックオフィス棟の内観(右) 出典:住友林業プレスリリース

 住友林業が試算した延べ床面積約80平方メートルのモデルケースでは、従来工法の全工期約14週間(基礎工事約4週間、木工事から竣工まで約10週間)に対し、木造ユニット建築では約7週間(基礎工事と工場生産を並行して約4週間、木工事から竣工までを約3週間)と約半分に短縮できる見込みだ。

 主要工程を工場で実施することで施工品質の安定化も図る。建設プロセス全体の効率化によるコストの合理化に加え、住宅分野で広く使用される一般流通木材を活用し、特定部材に依存しない資材調達を可能にする。

 将来は有事の際の一時利用施設として活用し、利用終了後に別用途の施設へ転用することも想定している。

 GREEN×EXPO 2027のバックオフィス棟は、基礎工事完了後に3日間でユニット設置を終え、その後3日間で木工事を完了した。工事期間中は現場事務所として使用し、会期中は運営事務所や来客対応スペースとして活用する。会期終了後には建物を解体し、別の場所へ移設して再利用する計画だ。

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