建設業向け基幹システム「バレーナクラウド」、業務別アプリを連携:製品動向
Office Conciergeは、建設業向け基幹業務統合システム「バレーナクラウド」の提供を開始した。
Office Conciergeは2026年9月1日、建設業向け基幹業務統合システム「バレーナクラウド」の提供を開始した。見積もりから入金までを扱う中核システムと現場/勤怠/請求/営業などの業務別の専門アプリを組み合わせ、工事を軸にデータを集約する。
バレーナクラウドは、2015年から提供してきた建設業向けシステム「バレーナDX」の後継製品。バレーナDXは累計500社超、4000ライセンス超の導入実績があるという。
新システムでは、中核のバレーナクラウドを中心に業務別の専門アプリを配置する。バレーナクラウドは見積もり、工事台帳、実行予算、注文、請求、入金、原価を扱う。自然言語による自社データへの問い合わせや見積もりの下書き作成に対応する「バレーナAI」も標準搭載する。
専門アプリとして、現場単位のチャットや写真台帳を提供する「バレーナルーム」、協力会社への見積もり依頼から注文、出来高査定までを扱う「バレーナコネクト」、受領請求書や支払明細を処理する「バレーナビルボックス」を用意する。この他、勤怠や日報、経費などを扱う「バレーナクルー」、営業管理用の「バレーナセールス」、名刺管理用の「バレーナカード」、人員配置用の「バレーナボード」、稟議や承認用の「バレーナワークフロー」で構成する。
各アプリの数値や情報は工事台帳へ自動的に集約する。利用者は担当業務に必要なアプリを使用し、システム全体では工事を軸に情報をつなぐ。アプリは分かれていてもログインは1回で済み、必要な業務から順次導入できるとしている。
従来のバレーナDXは専用アプリのインストールを前提としていたが、バレーナクラウドはWebブラウザで利用できる。PC、iPhone、iPad、Androidに対応し、現場や自宅から同じURLでアクセスできる。協力会社や職人もURLを通じて参加できる。
バレーナコネクトとバレーナビルボックスは、元請けと協力会社の取引をブラウザ内で完結できるように設計した。
既存のバレーナDXユーザーには、バレーナクラウドの全機能を無料で試せる環境を提供する。試用中に入力したデータや設定は、本契約時に引き継げる。
バレーナDXで個別に追加したカスタマイズについては、新環境で同等の機能を実装した上でデータを移行する。初期費用30万円(税別)にこれらを含む。移行時は新旧システムを並行稼働し、必要な機能の実装とデータ移行を終えた段階で全利用者を同時に切り替える。
基本ライセンスは、基幹業務を日常的に扱う利用者向けのフラットプランが1人当たり年額18万円(税別)、閲覧や部分利用を中心とするフレキシブルプランが同2万4000円(税別)。2種類のプランは混在できる。
オプションアプリは1オプション当たり初期費用10万円(税別)で、利用人数にかかわらず年額定額制とする。バレーナコネクトは年額36万円(税別)。バレーナルーム、バレーナビルボックス、バレーナクルー、バレーナセールス、バレーナボード、バレーナワークフロー、バレーナカードはそれぞれ年額24万円(税別)となる。
また、バレーナクラウドは統合後のシステム全体を対象とする定額カスタマイズ「カスタマイズフリー」を提供する。対象は契約中のバレーナクラウドとオプションアプリ全体で、帳票の体裁や入力項目、画面配置、独自集計などを変更できる。料金は1カ月契約が10万円(税別)、1年契約が60万円(税別)。回数や規模による追加料金は設けない。カスタマイズフリーに加入しない場合も、初期費用として10万円(税別)が発生し、1カ月分のカスタマイズフリーの権利を含む。
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