新型床版架設機「どすこいガントリー」開発、施工範囲が最大2倍:スマートメンテナンス
前田建設工業は、道路橋床版更新工事の施工範囲を従来比で最大約2倍に拡大した連結式半断面床版架設機「どすこいガントリー」を開発した。2026年10月から、常磐自動車道「日立中央IC〜日立北IC」間の更新工事に新機を導入する予定だ。
前田建設工業は2026年8月21日、前田製作所の協力を得て、道路橋床版更新工事の施工範囲を従来比で最大約2倍に拡大した連結式半断面床版架設機「どすこいガントリー」を開発したと発表した。2026年10月から、常磐自動車道「日立中央インターチェンジ(IC)〜日立北IC」間の更新工事に導入する予定。
急速施工が可能で半断面施工に対応するコンパクトさを実現したことで、更新工事に伴う交通規制による渋滞の発生抑制を図る。
どすこいガントリーは、2基のメインユニットをロングスパンガータで連結することで、従来の床版架設機よりも広い範囲での施工を可能とした。従来機は1回の設置で施工できる床版取り替え枚数が3枚程度だったのに対し、15メートルのロングスパン構造を採用した新機は5〜6枚を施工できる。1回当たりの施工範囲を最大約2倍に広げ、施工の効率化と工期短縮につなげる。
最大機械幅は4000ミリに抑え、2車線道路で1車線を規制し、もう1車線を通行させながら施工する半断面施工に対応。全面通行止めを回避しながら床版更新工事を進められる。
メインユニットは1基ずつトレーラーで運搬し、大型クレーンを使用せずにトレーラーから自立でき、1車線内で高速に組み立てられる。機械高さは5800〜6500ミリの範囲で変更可能で、上空障害に合わせて調整できる。定格荷重は15トンで、壁高欄一体型の床版も吊り上げられる。
鉄輪には昇降機能を備え、複雑な路面勾配でも水平状態の施工が可能。平面半径R1000メートル、縦断曲率半径R2000メートルまで対応し、横勾配は2%、走行縦断勾配6%に対応する。トレーラーの通行スペース確保と吊り装置の回転機構により、スムーズに床版を受け渡せる。メインユニット単独でも床版の架設や撤去ができ、現場条件に応じ、メインユニット連結仕様と使い分けられる。
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