加藤製作所のREGZAMシリーズ第3弾、12トン級油圧ショベル発売:製品動向
加藤製作所は、新型油圧ショベル「REGZAM」シリーズ第3弾として、高い機動性と作業性能を両立する12トンクラス油圧ショベル「HD512-9」を発売した。
加藤製作所は2026年7月13日、新型油圧ショベル「REGZAM(レグザム)」シリーズ第3弾として、12トンクラス油圧ショベル「HD512-9」を販売開始したと発表した。
従来機の基本性能を継承しながら、12トンクラスならではの高い機動性と力強い作業性能を両立した。機体各部の新設計により、作業効率や環境性能の他、耐久性、安全性、整備性、車両管理性などを強化している。販売目標は年間200台、標準小売価格は2150万(税別)から。
HD512-9は、宅地造成や道路工事、中規模土木、解体工事など、限られたスペースで作業量が求められる現場での活用を想定した12tクラスの油圧ショベル。新採用エンジンの出力とトルク性能を生かして油圧システムを最適化し、従来機比でけん引力を10%、旋回トルクを18%向上させた。また、90度旋回捨て掘り時(Pモード)の燃料消費量を10%低減した。また、多様なアタッチメントに対応する拡張性も備える。
環境性能では、新型クリーンエンジンを搭載し、「特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準」と欧州の排出ガス規制「Stage V」に適合した。排出ガス後処理ユニットを搭載し、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)の排出を低減する。さらに、国土交通省の「超低騒音型建設機械」の指定、「2020年燃費基準100%達成建設機械」の認定も取得した。
耐久性/整備性では、ブームとアームの関節部に高性能焼結ブッシュを採用し、連結ピンへのグリス保持力を高めて耐久性を向上させた。旋回モータも刷新し耐久性を35%向上した他、各種フィルターをエンジンルームに集約することで日常点検やメンテナンスをしやすくした。
新型キャブの採用により、前方空間を拡大して乗降性や居住性を改善。7インチワイド液晶パネルのカメラ画像表示領域を面積比91%拡大し、視認性を向上した。機体周囲の人物を検知する「人検知サラウンドビューシステム」(オプション)にも対応する。
車両管理では、テレマティクスシステム「K-cast」を搭載し、1台ごとの位置情報や稼働状況、燃料残量などを遠隔で確認可能とした。また、従来のタグ認証からパスワード入力による認証方式に変更し、タグ紛失や車両盗難のリスク低減を図る。
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