ICT施工機能を遠隔操作でも活用、コマツが20トン級ショベルと操作システム発売:i-Construction 2.0
コマツとEARTHBRAINは、ICT施工機能を遠隔操作でも利用できる20トンクラス油圧ショベルと、対応する遠隔操作システムの販売を開始した。
コマツは2026年6月17日、子会社のEARTHBRAINと共同開発した20トンクラス油圧ショベル「PC200i-12 遠隔システム仕様」と、対応する遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を発売した。3Dマシンコントロールや自動旋回などのICT施工機能を遠隔操作時にも利用でき、施工品質と安全性の向上を図る。
PC200i-12 遠隔システム仕様は、コマツのSDV(Software Defined Vehicle)油圧ショベル「PC200i-12」をベースにした遠隔システム仕様車。従来の遠隔仕様車では対応できなかったICT施工機能の他、ジオフェンス機能、KomVision機械周囲カメラシステム、衝突検知ブレーキシステムなどの安全支援機能が遠隔操作下でも活用できる。
遠隔操作時に生じやすい操作遅れや微調整の難しさといった課題に対応し、掘り過ぎ防止や自動旋回による作業効率向上、作業範囲の制御や接触防止などを支援する。遠隔操作用モニターは搭乗時と同様の操作が可能で、操作性にも配慮した。拡張性を有するSDVのため、今後の技術革新や現場ニーズに応じた機能追加や高度化にも対応可能だ。
同時発売した遠隔操作システムSmart Construction Teleoperationは、専用のコックピットから建設機械を遠隔操作するシステム。2024年発売の遠隔操作システムをアップデートした。
高精細な映像伝送と低遅延通信、機体の高い応答性により、視界/操作感ともに実機に近い感覚で施工できる。1台の遠隔操作席から複数機を切り替えて遠隔操作可能で、最大6500キロ離れた現場での遠隔施工を実証済み。Smart Constructionの各種ソリューションと連携することで、施工全体の効率化を支援する。
専用のコックピットは、インテリジェントサークル、スペースシップ、インテリジェントキューブから選べる。また、現場間の移動や屋外での運用を想定した移動型として、モビリティーオフィスタイプもラインアップした。
ICT施工機能を必要としない顧客向けには、PC210-12 遠隔システム仕様とその機種に対応する遠隔操作システムを販売する。導入に当たっては、現場環境や運用条件に応じて機種やシステム構成を提案する。
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