メガネ型xRデバイスで現場を遠隔支援、無線接続でハンズフリー操作:メンテナンス・レジリエンスTOKYO2026(2/2 ページ)
NTTコノキューデバイスは、メガネ型のxRデバイス「MiRZA」を活用したメンテナンス作業の効率化を提案している。デバイスの提供だけでなく、遠隔支援を実現する設計から運用までのワンストップ支援で、インフラ点検の現場DXを加速させる。
音声コマンドやヘッドゲイズで操作、ハンズフリー作業を実現
使用時には専用アプリを介して、スマートフォンに保存したPDFファイルや3Dモデルを空間上に表示する。インターネット接続が制限されるオフライン環境でも利用可能だ。
マニュアルなどPDF形式の資料は、「次へ」「拡大」「リセット」といった音声コマンドによるページ送りや拡大表示、ヘッドゲイズ(頭の向きと視線)操作による表示位置の変更などに対応し、ハンズフリーで資料を確認しながら作業できる。
3Dモデルは、OBJ/FBX/GLB形式の3Dモデルデータに対応。ジェスチャー操作による拡大縮小や移動ができる他、作業者がモデルの下や横に回り込んでさまざまな角度から確認可能。部品の組み立て手順などをアニメーションで再生する機能も搭載している。
MiRZAの希望小売価格は24万8000円(税込み)。別途、制御デバイスとしてスマートフォン(AQUOS F9/AQUOS F9 pro/AQUOS R10)が必要だ。
遠隔作業支援サービスや戦略設計/運用支援まで提供
また、MR(複合現実)技術を活用し、多くの産業が抱える技能継承や人手不足、安全確保などの課題解決を支援する遠隔作業支援ソリューション「NTT XR Real Support」も提供している。現場作業者がMiRZAなどのスマートグラスを装着し、遠隔地の支援者がPC画面で作業者の視界をリアルタイムに確認しながら指示を出せる。口頭だけではなく、PCから見てほしい箇所に描画して現地作業者に伝えることも可能だ。
担当者は「遠隔地の担当者がPCで映像を確認しながら、オンライン会議のように会話をしながら作業を指示できる。PC上で描画した矢印やマークを現場作業者の視界に反映できるため、『このボタンを押してほしい』といった直感的な作業指示も可能だ。これまで熟練技術者と若手技術者の2人で対応していた現場作業が、若手が1人で現場に赴き、熟練技術者はリモートでサポートするだけで済むようになる」と説明。移動時間の削減だけでなく。熟練技術者がより多くの現場を確認できるようになるメリットも強調した。
NTTコノキューデバイスは、xRグラスの提供だけでなく、DX戦略の設計からPoC(概念実証)、システム開発、導入/運用までをワンストップで支援する。パートナー企業と連携し、顧客の課題に応じたソリューションの提案や技術支援にも柔軟に対応する。単なるデバイスの提供にとどまらず、xR技術を活用した現場DXの実装まで伴走し、インフラ維持管理や設備保守などの現場におけるスマートメンテナンスの実現を支援していく。
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