モビリティ向け3Dデータを橋梁/トンネル管理に活用、北米交通当局に提供:スマートメンテナンス
ダイナミックマッププラットフォームは、北米の交通当局向けに橋梁/トンネル管理ソリューションの提供を開始した。自動運転や先進運転支援システム向けに整備してきた高精度3Dデータを活用し、橋梁やトンネルのクリアランス情報の整備と更新を支援する。今後は日本国内のインフラ維持管理分野への応用も検討している。
ダイナミックマッププラットフォームは2026年6月24日、米国の交通当局向けに橋梁(きょうりょう)/トンネルのクリアランス(高さ制限)情報の整備や管理を支援するソリューションの提供を開始したと発表した。
米国では橋梁への車両衝突事故が年間約1万5000件発生しており、橋梁やトンネルの高さ制限情報を正確に把握/更新することが課題となっている。また、道路の再舗装によって通行可能高さが数インチ低下する場合もあり、継続的な情報更新が求められている。さらに、州交通当局では制度改定などにより橋梁情報の管理高度化が進み、詳細データの整備ニーズが高まっている。
ダイナミックマッププラットフォームは、これまで自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向け高精度3Dデータの整備を通じて、北米全域で大規模な道路データを蓄積してきた。今回の取り組みでは、そのモビリティ分野向けデータ資産をインフラ維持管理分野へ展開する。
ダイナミックマッププラットフォームはMMS(モービルマッピングシステム)と呼ばれる高度な計測機器を搭載した専用車両で、交通への影響を抑えながら高精度3次元データを取得している。米国48州とカナダ全域にわたり約150万キロの道路データを整備済みで、データ中には約25万件の橋梁/高架構造物と約2000件のトンネル情報が含まれる。これらの既存データ資産を活用し、橋梁/トンネルのクリアランス情報の効率的な整備と更新を支援する。
データはSNBI(米国の橋梁管理に関する基準 )に対応した形式で提供できる。GISや3Dデータ管理プラットフォームとの連携にも対応する。
新ソリューションは北米市場向けに提供を開始したが、今後は日本国内のインフラ管理への活用可能性についても検討を進める。
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