xR技術でトンネル施工管理効率化 三井住友建設が計測/管理アプリ開発:山岳トンネル工事
三井住友建設は、xR技術を活用した山岳トンネル工事向けの計測/管理アプリを開発した。xRゴーグルと組み合わせることで、高所を含む計測作業から帳票作成までを1人で実施できる。現場実証では従来手法による計測との差が±10ミリで、実用上十分な精度を有すると確認した。
三井住友建設は2026年6月22日、ネクステラスの協力のもと、山岳トンネル工事向けの計測/管理アプリ「XR Measure」を開発したと発表した。xRゴーグルと組み合わせて活用し、高所を含む計測作業から帳票作成までを1人で完結できる。
壁面導水シートを対象とした現場実証では、従来のスチールテープ計測との差が±10ミリ以内となり、実用性を確認した。
XR Measureでは、計測者はゴーグルを装着し、対象物の起点と終点を指定することで距離を計測する。事前に測量した基準点を基にCIMモデルを実空間へ重ねて表示し、設計断面上で計測情報を確認しながら測定を行える。従来2人で行っていた作業の省力化に加え、測量機器や高所作業車の設置、計測中の工事車両の一時通行止めが不要となり、大幅な効率化につながる。
計測結果は自動的にCAD展開図へ反映。DXF形式の帳票として自動出力できるため、出来形管理の効率化にもつながる。
三井住友建設は、国土交通省 中国地方整備局発注の「令和5(2023)年度俵山・豊田道路第2トンネル工事」において、延長13.9キロの俵山・豊田道路のうち、俵山北IC〜(仮称)俵山温泉IC区間内で。XR Measureの現場実証を行った。
実証では、壁面導水シートを対象とし、xR技術がトンネルの出来形計測に有効だと確認した。
三井住友建設は今後、CIMモデルとの連携強化やトンネル施工管理の生産性向上技術「SMC-TN管理」の発展を通じて、計測データの一元化と施工管理の効率化を図り、現場全体の生産性と安全性の向上を図るとしている。
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