無電源/無通信でもドローンポート活用 太陽光パネル/蓄電池/Starlinkをセット提供:Japan Drone 2026
東洋エンジニアは、太陽光パネルと日産リーフのリユースバッテリー、Starlinkを組み合わせたドローンポート向けオフグリッドシステムを展開している。無電源/無通信環境でもドローンの自律/遠隔運用を可能にする。
産業用ドローン販売の東洋エンジニアは、「Japan Drone 2026」(会期:2026年6月3〜5日、幕張メッセ)に、山間部などの無電源・無通信環境でも「DJI Dock 3」などのドローンポートを自律/遠隔運用できるオフグリッドシステムを出展した。
太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた電源システムと衛星通信サービス「Starlink」をセットで提供し、電源インフラに依存しない自律/遠隔ドローン運用を支援する。
東洋エンジニアはDJIの代理店で、滋賀県や京都府などを中心に「DJI Dock 3」の販売も手掛けている。開発の背景について、担当者は「ドローンポートの納入先は山岳地帯など商用電源が整備されていない場所が多い。ドローンポート設置には電源と通信の確保が必須だが、その両方が課題になるケースが少なくない」と語る。
発電機は燃料が必要で、ポータブル電源も電源がある場所で充電を行う必要がある。そこで、新たにドローンポート向けのオフグリッドシステムを開発。蓄電池には日産リーフのリユースバッテリーを採用し、防水ケースに収納することで可搬性を確保している。盗難防止用の監視カメラも組み合わせたパッケージとして提供する。
晴天時は太陽光発電でドローンポートへ給電。無日照の状態が続いても、夜間タイマーオフ機能を使えば2〜3日程度の運用が可能だ。蓄電池の状態はクラウドを介して監視し、セル単位で状態を把握できる。
担当者は「建設会社だけでなく自治体などからも関心が寄せられている。リサイクルバッテリーを使用しているため製造時のCO2排出量低減にもつながる」と語る。
ドローンポート本体だけでなく、電源や通信を含めた運用環境を一体で提供することで、山間部や災害時におけるドローン活用の裾野拡大を狙う。
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