二重エアウォール構造でスポットクーラーの冷却効果を維持する「現場用クール休憩所」:安全衛生
ワンステップは、「現場用クール休憩所」の冷却効果を検証する実証実験を行い、外気温36℃を超える環境下でも、室内は20℃台を維持できることを確認した。
エアー式防災関連機器の開発/販売を手掛けるワンステップは2026年5月12日、熱中症リスク低減を目的に開発した「現場用クール休憩所(スポットクーラー付き)」の冷却効果を検証する実証実験を実施したと発表した。実験の結果、外気温が35.4℃に達する直射日光下でも、テント内部は23.7℃と外気比マイナス約12℃を確保できることを確認した。
現場用クール休憩所は、PVC(ポリ塩化ビニル)シートを2枚重ねた独自の「二重エアウォール構造」を採用。内部容積に合わせたスポットクーラー(冷房機器)を標準でセット提供する。シート間に空気の層を形成して外気を遮断し、高い断熱性と保冷性を確保するとともに、冷気が外部へ逃げにくい高密閉空間により、スポットクーラーの冷却性能を引き出す。
実証は2026年4月2日、ワン・ステップ宮崎本社で実施。テントは収容人数約5〜6人向けで、サイズは2.85(幅)×3.0(奥行き)×2.1(高さ)メートル。スポットクーラーはコイズミ「ラ・クール」で、定格消費電力300ワット(50Hz)/370ワット(60Hz)、最大消費電力は750ワット。測定機器はRHYTHM製温湿度計付き時計を使用し、屋外/テント内ともに実際に人が休憩する環境を想定した椅子の上(座面)に設置して計測を行った。
当日は日中の直射日光により、座面高さの局所的な温度が36℃を超えた。気温が上昇する日中の60分間(15時30分〜16時30分)、直射日光下でテント外気温と、スポットクーラーを稼働させたテント内気温の推移を計測。その結果、テント外が36℃を超える高温環境下でも、テント内は常に20℃台を維持した。
ワン・ステップは今後、建設業界の労働安全対策用途をはじめ、自治体の指定避難所での熱中症対策、スポーツ大会や野外フェスなどを運営する企業への導入を推進していく。
現場用クール休憩所は、2026年4月1日から販売を開始。販売価格は90万円から。レンタルの場合、基本料金は7万円から、1日当たりの利用料は3500円からで、送料は4万円から(北海道/沖縄/離島を除く)、設営撤去費は17万円から。
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