鹿島建設、5期連続の増収増益 売上高は過去最高の3兆672億円:2026年3月期決算
鹿島建設は、2026年3月期連結決算を発表。売上高は前期比5.3%増の3兆672億円、営業利益は同58.5%増の2407億円、当期純利益は同40.9%増の1773億円でいずれも過去最高を更新。建設事業受注高も3兆2639億円と過去最高だった。
鹿島は2026年5月14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比5.3%増の3兆672億円、営業利益は同58.5%増の2407億円、経常利益は同49.6%増の2404億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同40.9%増の1773億円と、5期連続の増収増益を達成した。
土木/建築とも増収増益
セグメント別でみると、土木事業は大型工事を中心に施工が順調に進捗し、売上高が前期比6.6%増の4307億円となった。売上総利益率が向上したことで、営業利益は同114.9%増の767億円となった。
建築事業は大型工事の施工量が増加し、売上高は前期比12.3%増の1兆1829億円となった。売上高増加に加え、売上総利益率も向上したことで、営業利益は同62.6%増の832億円だった。
開発事業などは、複数の不動産開発物件を販売したものの、前期の大型プロジェクト販売の反動で売上高は前期比5.8%減の964億円、営業利益は同36.8%減の176億円となった。
建設事業受注高は過去最高の3兆2639億円
建設事業受注高は国内外ともに前期を上回り、前期比24.4%増の3兆2639億円と過去最高を更新した。自社の開発事業などを含めた受注高は同24.3%増の2兆2753億円。
主要受注工事は、建築が三菱地所レジデンス/東急不動産/東急の「千代田区一番町1計画新築工事」、秩父宮ラグビー場の「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等新築工事(I期)」、土木が男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energyの「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖における洋上風力発電事業の風車基礎建設工事」、東京都の「善福寺川上流地下調節池工事」など。
2027年3月期は減収減益予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比5.5%減の2兆9000億円、営業利益を同16.9%減の2000億円、経常利益を同14.3%減の2060億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同4.1%減の1700億円と見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
2026年3月期決算:大成建設、26年3月期は過去最高益を更新 売上高は3.0%減の2兆890億円
大成建設は2026年3月期連結決算を発表。売上高は前期比3.0%減の2兆890億円の減収となった一方、各段階利益が過去最高益を更新した。受注高はおおむね前期並みの2兆4362億円。
2026年3月期決算:大林組、26年3月期売上高は2兆5862億円 営業利益が前年比36.6%増
大林組は2026年3月期連結決算を発表。売上高は前期比0.2%減の2兆5862億円、営業利益は同36.6%増の1946億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は同19.5%増の1737億円だった。
2026年3月期決算:清水建設、26年3月期の売上高は2兆578億円 建設事業は前期比7%増
清水建設は2026年3月期連結決算を発表し、完成工事高の増加と国内建築工事の採算改善などを背景に、売上高は前期比5.8%増の2兆578億円、営業利益は同67.1%増の1186億円となった。個別ベースの受注高は同35.2%増の1兆8981億円に拡大した。
2026年3月期決算:電気設備工事大手5社、4社で増収増益 2026年3月期決算
電気設備大手5社の2026年3月期決算が出そろった。連結ベースで、きんでん、関電工、クラフティア、トーエネックの4社で増収増益となった。
AI:三菱電機と燈が「フィジカルAI」“爆速”で事業化へ 現場の暗黙知をAIで代替
三菱電機とAIスタートアップの燈は、フィジカルAIの実装加速に向けた協業戦略を発表した。既に3工場でPoCが進行しており、三菱電機 執行役社長 漆間啓氏は「燈の行動指針にも掲げられている『爆速』のスピード感で、遅くとも6カ月以内に具体的な事業化、実用化を目指す」と明かした。
産業動向:日立建機が2027年4月から「LANDCROS(ランドクロス)」に 次世代建機の開発や総合サポート提供へ
日立建機は2027年4月1日付で、「LANDCROS」に社名を変更する。建設や鉱山の重機メーカーとして新たなブランドに刷新し、建機中心の事業構造から脱却し、AIやロボティクス、センシング、通信技術を融合した次世代建機の開発や「ソリューションプロバイダー」への進化を目指す。