自走式ロボの集品システム導入、1日5万オーダー対応の新センター コープ自然派:FM
コープ自然派・オレンジコープ事業連合は、自走式ロボット活用のピッキングシステムを導入した兵庫県加古川市の「加古川センター」を、2026年6月から本格稼働する
関西/四国エリアで事業を展開するコープ自然派・オレンジコープ事業連合は2026年4月23日、兵庫県加古川市に「加古川センター」を開設したと発表した。自走式ロボットを活用したピッキングシステムを導入し、作業の効率化とサービス品質向上を図る。2026年6月の本格稼働を予定している。
加古川センターの敷地面積は約1万6985平方メートル、延べ床面積は約8635平方メートル、冷設範囲面積は約6860平方メートル。導入したマテリアルハンドリング(マテハン)設備はAGV(無人搬送車)集品システム、袋掛け機、段積み機、端材コンパクターなど。
既存センターは1日当たり約2万2000オーダーを出荷できるが、新センターは組合員からの需要増加に対応するとともに将来の増築やライン増設を見据えた設計とし、最大5万オーダーに対応する拡張性を備えた。
自走式ロボット導入で待ち時間とピッキングミスを削減
コープ自然派では、組合員のライフスタイルや購買パターンの変化に伴う多品種少量のピッキングなど、複雑化する物流業務が課題となっていた。そこで今回、ピッキング作業に、スピーディーで正確な処理を可能にするAGV集品システムを導入した。
従来のピッキング作業は配送箱が一本のライン上を順番に流れる方式だった。直線的な生産ラインで、ピッキング対象外の箱も作業者の前を通過するため、作業の待ち時間が発生していた。新センターではラインに代わって自走式ロボットを導入することで、対象の配送箱のみを作業者のもとへ搬送し、待ち時間の削減とピッキングミスの低減を図る。
また、約10℃の低温環境で働くピッキング作業者に配慮し、足元に床暖房を導入するなど、作業環境の改善を図っている。
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