Revitアドインに内部足場機能を追加 仮設BIMの効率化支援、応用技術とSUGIKO:BIM
応用技術はSUGIKOと共同開発したオートデスクのBIMソフトウェア「Revit」用アドイン「BooT.one」に内部足場機能を追加し、先行提供を開始した。
応用技術は2026年4月1日、仮設機材のレンタル事業を展開する杉孝(SUGIKO)とオートデスクのBIMソフトウェア「Revit」用アドインツール「BooT.one」の内部足場機能を共同開発したと発表した。現場のフィードバックをスピーディーに反映させるため、2026年3月31日から先行提供を開始した。
内部足場機能は、BIMモデル作成の難易度が高い内部足場の足場計画を効率化できる。階段上部や吹抜け、エスカレーター設置箇所など複雑なモデルに対応し、施工現場での仮設BIMの活用を後押しする。
開発では、年間100件を超える足場BIMを提供するSUGIKOの知見をシステム化し、SUGIKOの次世代足場「アルバトロス」に対応した。Revitの操作に不慣れな担当者でも扱えるよう、直感的な操作性と安全ルールに基づいた配置機能を備えた。
新機能は直感的なユーザーインタフェースを採用し、視覚的に部材を選択してドラッグ&ドロップ感覚での操作を可能にした。
支柱自動配置機能や配置した支柱に対して足場の各部材を自由に配置できる部材配置機能の他、指定した箇所に簡易的に単管を配置し、接触する支柱には自動的にクランプを配置する単管配置機能、壁つなぎを簡易的に配置できる機能などを備える。また、配置された足場に対し、設定条件に応じたステージを自動配置する機能では、配置状況に応じた手すりや隙間埋め板の設置にも対応。事前に設定した領域へ一気に足場を配置する足場自動配置機能も搭載した。
今後は2026年5月末をめどに、BIMモデルから数量/体積の拾い出しが可能な「.one QS」との連携を予定。内部足場機能で作成したBIMモデルから部材数量を自動算出できるようになり、設計から見積、発注までのデータ連携を強化する。その他、内部足場の配置ルールや描画精度の最適化など機能改善を通じて、現場の実用性向上を図る。
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