最大積載量15kgのドローン「ALTA X Gen2」発売、撮影用カメラやLiDARユニット搭載可:ドローン
イデオモータロボティクスは、Freefly Systems製の高積載マルチロータードローン「ALTA X Gen2」の販売を開始した。制御系や通信、電源系を刷新し、最大ペイロードが15.1キロで、多様なペイロードに対応する。活用用途は、映画やCMの空撮、LiDAR測量、3Dマッピング、インフラ点検、災害時の情報収集などを想定している。
イデオモータロボティクスは2026年2月24日、Freefly Systems製の高積載マルチローターUAV(無人航空機)「ALTA X Gen2」の国内出荷2026年2月19日から開始したと発表した。
最新のAuterion Skynodeプラットフォームを採用
新モデルは、従来モデル「ALTA X」をベースに制御系や通信系、電源系を刷新した。Auterion Skynodeプラットフォームを採用し、多重化設計による高信頼性カスタムFCと高性能ミッションコンピュータに加え、LTEやMesh Rider無線、カメラ機器などの各種コンポーネントをシームレスに内部に統合した。
Skynodeプラットフォーム上で動作するAuterionOSは、PX4をベースとした包括的なオンボードソフトウェアプラットフォーム。特定の自律航行に対応し、他のソフトウェアやハードウェアとの通信も実現する。さらに、ユーザーはSDKを活用し、用途に応じた独自アプリケーションを実装することも可能だ。
最大ペイロードは15.1キロで、最大離陸重量は34.9キロ。映画撮影用カメラやLiDARユニットなどの重量機材を搭載できる。
RTK、PPKに対応したデュアルGNSSアンテナを搭載し、高精度な位置測位が可能だ。加えて、外部拡張用の通信や電源を備えたクイックリリース機構「Smart Dovetail」やモジュラー式ペイロードベイ、マウンティングレールを備え、他社製のペイロードも容易に対応できる拡張性を持つ。
最大速度は時速約90キロ以上で、最大飛行時間は無積載時で約40〜45分、高積載時でも約17〜20分。最大速度は時速90キロ以上で、高耐風設計で安定した飛行性能を維持する。電源は冗長構成のスマートバッテリーを採用し、負荷変動時の電圧安定性を高めた。
取得データは、LTE経由でリアルタイムにクラウドへ転送。Auterion Enterprise Suiteを用いることで、飛行計画の作成やライブ映像配信、ログ管理などを一元的に扱える。
NDAA(米国国防権限法)に基づく安全保障要件に準拠しており、米国防総省のBlue UASプログラム認証も取得した。リモートコントローラー「Pilot Pro」も標準同梱している。
イデオモータロボティクスは、映画やCMの空撮、LiDAR測量、3Dマッピング、インフラ点検、災害時の情報収集などの用途を想定している。
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