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既存振動ローラーに後付けできる自動運転システムをDeepXが開発:i-Construction 2.0
DeepXは、振動ローラー後付け型の自動運転システム「GeoControl Roller」を西建工業と共同開発した。主にプラント、競馬場、埋立地などの閉域環境での定常的な長期利用を想定し、将来は一般土木現場への普及も目指す。
DeepXは2026年3月12日、西建工業と共同で、既存の振動ローラーに後付けできる自動運転システム「GeoControl Roller」を開発したと発表した。
振動ローラーを使用した転圧作業は、単調で長時間の運転が必要な一方、均一な品質を確保するために高い精度が求められる。
GeoControl Rollerは、転圧範囲と回数を指定してスタートボタンを押すだけのシンプルな設計で、必要に応じて搭乗運転や遠隔運転へも切り替えられる。ローラー位置と連動した範囲指定も可能で、転圧回数や走行経路は管理システムでリアルタイムに表示する。
GNSS-RTK環境でセンチレベルの施工精度を実現。安全面では、管理システムからの緊急停止に加え、別系統の専用無線ボタン、障害物検知時の自動停止機能も搭載し、多重化した安全対策を講じてる。
想定する活用シーンとして、プラント、競馬場、埋立地などの閉域環境を挙げ、定常的な現場で長期間利用する場合に特に高い効果を発揮すると見込む。システムの提供だけではなく、オペレーション設計や建機選定まで含めて支援する。
土木現場では、現時点で自動化施工実証現場のみ対応。将来は一般土木現場への普及を目指す。
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