写真と音声で現場指示/報告を円滑化 クラウド型現場管理サービス「写真でサクサク」:第32回「建築・建材展2026」
Q'sfixは、音声と画像で現場情報を共有し、施工管理業務を効率化するクラウドサービス「写真でサクサク」を展開している。写真管理と作業報告に機能を特化し、シンプルな構成にすることで、誰でも使いやすい操作性と低価格化を実現した。
Q'sfix(キューズフィックス)は、第32回「建築・建材展2026」(会期:2026年3月3〜6日、東京ビッグサイト)に、音声と画像で現場情報を共有し、施工管理業務を効率化するクラウドサービス「写真でサクサク」を出展した。現場管理の中でも写真管理と作業報告に特化することで、管理者と作業者の情報共有を効率化する。
サービスについて、担当者は「一般的な施工管理システムは工程管理や見積管理など多機能化する傾向がある。写真でサクサクは現場で頻繁に発生する写真撮影と報告業務に機能を絞り、シンプルな構成にすることで、誰でも使いやすい操作性と低価格を実現している」と説明する。
Webブラウザから利用できるため、導入時に専用アプリをインストールする必要がなく、「端末へのアプリ導入が制限されているケースでも、インターネット環境さえあれば、スマートフォンやタブレット、PCなど端末を問わずどこからでもアクセスできるのが強みだ」と担当者は語る。
改ざん検知機能付きの電子小黒板や撮影時の画角サポートも搭載
サービスの基本的な流れは、まず、管理者が現場名や作業指示などの情報を登録する。作業依頼はメールで作業者に通知され、スマートフォンやタブレットなどで作業者は施工前/施工後の現場写真を撮影し、システムに登録することで作業内容を報告。管理者は現場ごとの写真やコメントを確認し、進捗状況をリアルタイムで把握できる。作業の登録内容を基に報告書を自動作成する機能も搭載している。
改ざん検知機能付きの電子小黒板を搭載する他、施工前に撮影した画像と比較しながら同じ角度で撮影できる画角サポート機能なども備える。作業指示や報告は音声でも登録可能で、文字入力を負担と感じる作業者でも口頭で簡単に現場の状況を伝えられるため、円滑な情報共有が可能になる。
担当者によると「これまでリフォームや設備工事などを中心に導入されてきたが、写真による作業報告が必要な業界は数多くある。最近では消防設備やメンテナンス業界からの引き合いも増えている」という。
料金は10ユーザー/サーバ容量200GBの「サク2 10」プランで月額6600円、150ユーザー/サーバ容量1000GBの「サク2 150」プランで月額3万3000円(税込み)など。企業の基幹システムとの連携といったカスタマイズ相談にも柔軟に対応できる体制を整えている。
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