建設業の給与、2024年は0.3%減で足踏み状態 2025年の見通しは?【独自調査】:建設業の人材動向レポート(62)(3/3 ページ)
本連載では、総合人材サービス会社で建設業向けの人材サービスを展開するヒューマンリソシアが、独自に調査した建設業における人材動向を定期レポートとしてお届けする。建設業従事者の人材動向に関する実態を解明し、建設業各社の採用・定着に向けた戦略を考えるうえで少しでもお役に立てれば幸いである。今回は、建設業の給与動向を年齢別や職種別に分析した。
■職種別で給与が最も高いのは、建築技術者
職種別に2024年の平均年収をみると、「建築技術者」が641万6000円で最も高く、次いで「土木技術者」が596万5000円、「測量技術者」が501万6000円、「建設・採掘従事者」が484万円。なお、建築技術者と土木技術者は、建設業の平均年収(565万3000円)を上回っている。
2020年比の給与増加率は、最も給与が上がっているのが測量技術者で8.3%増。土木技術者は5.0%増、建設・採掘従事者は3.7%増、建築技術者は3.5%増の順だった(図表8)。
■建設業の給与、2025年は増加傾向と推測
2025年の給与動向について、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」のデータを基に、月別での給与支給総額を前年同月と比較すると、ボーナス月の6月や7月、加えて9月や10月も前年同月からプラスとなった(図表9)。
3月と4月は前年同月を下回っているものの、時間外労働が多い時期でもあり、時間外労働の上限規制に伴い、就業時間が短縮した影響があると考えられる。また、連休や夏季休暇がある5月や8月は前年並みだが、2025年冬季のボーナス支給額でも、ゼネコンをはじめとした建設業の賞与額が各種調査で上位となっていることから、2025年通年で建設業の給与は増加傾向にあると推測される。
※月間給与支給総額=所定内給与+超過労働給与+特別に支払われた給与
著者Profile
ヒューマンリソシア
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