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隈研吾設計の台湾「KUMA TOWER」に、DNPの焼付印刷アルミパネル採用:新建材
建築家の隈研吾氏が設計し、台湾で2028年の完成を目指して建設が進む複合商業施設「KUMA TOWER」に、大日本印刷の焼付印刷アルミパネル「Artellion」が採用された。
大日本印刷は2025年12月、焼付印刷アルミパネル「Artellion(アーテリオン)」が、建築家の隈研吾氏が設計する台湾で建設中の複合商業施設「KUMA TOWER」に採用されたと発表した。事業主は聯聚建設で、2028年の竣工を予定している。台湾での導入は今回が初。
自然と都市の融合を実現する外装デザインとして台湾で初採用
Artellionは、木や金属、石などの天然素材の質感を再現可能な意匠表現に加え、設計コンセプトに合わせた色のカスタマイズにも対応する。屋外用途でも傷や剥(は)がれに強く、長期耐候性により竣工時の美観を維持できる。曲げ加工やカットパネルなど柔軟な加工が可能で、軽量なアルミパネルのために躯体への負荷を抑えられ、施工性にも優れる。
KUMA TOWERは、「高層ビルに自然の要素を取り入れ、都市景観を豊かにする」という設計思想のもと、豊かなグリーンと暖かみのある木目を組み合わせた外観が特徴となっている。Artellionを外装材に用いることで、明るいナチュラルカラーの木目とリン酸処理仕上げのような金属調の意匠を組み合わせ、自然と人工が調和した表情を表現する。
Artellionは北米を中心に海外で採用実績を伸ばしており、近年ではアジア市場でも増加している。大日本印刷は今後もグローバル展開を進める方針だ。
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