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図面不備を自動検知、排水設備工事電子申請の差し戻し削減 神戸市と民間企業が共同研究製品動向

システムズナカシマと神戸市建設局は、排水設備工事の電子申請での差し戻しを削減するため、図面の自動診断/作図支援技術に関する共同研究を開始した。

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 システムズナカシマは2025年11月14日、神戸市建設局下水道部管路課と、排水設備工事に関する電子申請の差し戻しを削減する目的で、図面不備を自動的に検知/診断する技術の共同研究に着手したと発表した。

 システムズナカシマの図給排水申請CADシステム「水匠NX」に行政の図面審査の知見を取り込み、「図面チェック・アシスタント技術」として実用化を目指す。

差戻し削減効果や業務効率化の有効性を検証

 共同研究では、市の審査ノウハウを反映した図面診断/作図支援機能を水匠NXに搭載し、実証実験により差戻し削減効果や業務効率化の有効性を検証する。

 システムズナカシマはシステム内の機能開発と検証を担当、神戸市は図面審査に関する知見の提供/実証確認を担う。研究期間は2026年9月30日まで。

 神戸市は2022年度から排水設備工事に関する申請手続きを電子化しているが、全申請件数の3〜4割で図面不備による差戻しが発生している。図面不備を自動的に検知/診断する新技術を開発することで、手戻りの削減と業務プロセスの革新を図る。

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