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猛暑リスクを“手首”で可視化、e-SIM搭載のスマートウォッチで作業員の状況を一元管理メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025(2/2 ページ)

建設や運送など現場の熱中症リスクを可視化するウェアラブルデバイス「hamon band」シリーズを展開するミツフジは、「第11回 猛暑対策展」に新モデル「hamon band N」を出展した。e-SIMを内蔵し、クラウドと直接通信することで複数拠点の作業員を一元管理できる。

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クラウドで全現場の作業員を一元管理

 ミツフジではリストバンドタイプの「hamon band S」、スマートウォッチタイプのhamon band Nと「MITSUFUJI 03」の3種類を展開している。

 hamon band Sは通信機能がなく自分自身でアラートを確認し、体調を管理する。アラートは、LED3色表示とバイブレーション、音の3種類で着用者に健康リスクを知らせる。稼働時間は24時間、価格は1万780円(税込み)。


hamon band S

 新モデルのhamon band Nはe-SIMを内蔵し、LTE通信に対応。測定データはクラウドに集約し、複数拠点にいる作業員の状態を、管理者がPCやスマートフォンのダッシュボードから一元的に把握できる。万一の際はデバイスからSOSを発信できる機能も搭載。稼働時間は30時間、価格は4万9500円(税込み、2年間通信費/管理費込み)。

 MITSUFUJI 03はhamon band Nの機能に加え、ストレスや眠気、転倒などを検知できる機能を搭載している。稼働時間は22時間、価格は7万1500円(税込み、2年間通信費/管理費込み)。

 建設業や製造業を中心に引き合いが強く、2025年6月の法改正を機に、現場からの導入相談が増加。2025年4月発売のhamon band Sは、すでに7万本の導入実績がある。会期中にも「今からでも間に合う対策を」と相談に訪れる来場者も少なくなかったという。

 hamon band Nは2025年7月上旬から出荷を開始しており、単独での作業現場や高齢作業員の見守り用途などさらなる活用範囲の広がりが見込まれている。


データはクラウドで一元管理。PCやスマートフォンから確認可能

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