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中古住宅とリノベ費用を“総額”で提案 パナソニックが3つのデジタルツールで工務店を支援:リノベ(2/3 ページ)
パナソニック ハウジングソリューションズは、中古マンション価格とリノベーション費用を総額で提案できる新サービス「リノリッチ」の提供を開始した。即時提案を支援するデジタルツールの提供により、加盟工務店の新たな収益基盤づくりを支援する。
フル/LDK/水回りのパターンで提案
従来の中古住宅購入では、リノベーション費用の見通しが立てづらく、リフォームの相談先も不明確だった。また、物件購入に予算を使い切ってしまい、リノベーション費用が不足、あるいはローン返済が二重になることで月々の返済負担が重くなるといった課題もあった。
リノリッチでは物件探しの段階から3パターン(フル、LDK、水回り)のリノベーション費用を可視化し、総額の目安を提示する。物件価格とリノベーション費用の総額で検討できるため、施主が購入の判断をしやすくなる。
加盟店の物件提案では、「提案段階」と「買い付け申し込み段階」の2つがポイントになる。提案段階では、リノベーションを前提とすることで、築年数や現況にとらわられず幅広い物件を提案できるのが特徴だ。買い付け申し込み段階では、人気物件が売り切れる前に、即時に提案と費用の見積もりを提示することで、内見から1週間以内の買い付け判断を可能にするという。
集客面では、施主が加盟店のWebサイトで仮会員登録を行うことで、一部物件とリノベーション費用の総額を確認できる。来店後、正式登録とID付与により、非公開物件も含む全体の情報が閲覧可能となる。
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