建設現場向け自動化施工パッケージをレンタルで提供：i-Construction 2.0

西尾レントオールとARAVは、建設現場の生産性向上と省人化を目的に、掘削から排土までの一連の作業を無人化する自動施工パッケージのレンタルサービスを開始する。

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　西尾レントオールとARAVは2025年6月10日、建設現場の生産性向上と省人化を目的とした自動施工パッケージのレンタルサービスを開始すると発表した。掘削から排土までの一連の作業を自動化することで、建設業界の人手不足解決や働き方改革を支援する。

自動施工パッケージのレンタルサービスを開始　出典：西尾レントオールプレスリリース

　新サービスは、西尾レントオール独自のクローラダンプ自動運転システムと、ARAVが開発した自動（無人）油圧ショベル「RX『ヨイショ投入くん』」を組み合わせたパッケージ。油圧ショベルによる掘削作業からクローラダンプへの土砂積み込み、指定場所への自動排土までを自動で連携し、一連の作業を無人化／自動化する。

　従来、建設現場での自動／無人化施工の導入には多額の初期投資が必要だったが、レンタル形式で提供することで、技術導入へのハードルを下げた。各システムは独立して運用可能で、現場のニーズに合わせて柔軟に活用できる。

　施工の自動化によりオペレーターの身体的負担を軽減するとともに、作業全体の効率化を実現。また、自動施工と遠隔施工を組み合わせることで、建設現場のリモートワーク化といった新たな働き方の実現も期待される。パッケージのレンタルは西尾レントオールを通じて提供する。