売上5割増を狙う新会社「住友不動産ハウジング」誕生 「新築そっくりさん」と注文住宅を事業統合:産業動向
住友不動産は、住宅リフォーム事業の「新築そっくりさん」と注文住宅事業を統合した新会社「住友不動産ハウジング」を設立した。売上を早期に5割増とし、3000億円の達成を掲げる。新築とリフォームの事業統合で年1万棟を超える施工規模となり、住宅設備や部材、設計、物流の共有化で今以上の業容拡大を図る。
住友不動産は2025年4月1日、住宅リフォームトップブランド「新築そっくりさん」の事業と、高品質かつ高性能の商品力で着実にシェアを増やしてきた注文住宅事業を両輪とする完成工事事業を統合した新会社「住友不動産ハウジング」を設立した。
新会社は、国内屈指の大規模リフォームと注文住宅の融合会社として、現在2000億円超の売上を早期に5割増とし、3000億円の達成を目指す。
国内屈指の大規模リフォームと注文住宅の融合会社
オーダーメイド住宅は、プランニングから一つとして同じ住宅はなく、正しい品質や性能の施工力に加え、アフターサービスまで長期にわたり幅広く丁寧な取り組みが求められ、難度の高い事業となっている。
そのため、住友不動産ハウジングは、難度の高い事業から逃げず正面から向き合うためにリフォームと注文住宅の両事業の強みを融合。施工パートナーと共に顧客目線でのベストな提案にこだわり続ける集団として新たにスタートする。
新会社の施工規模は、リフォームと注文住宅の既存事業を合わせるだけでも全国で年1万棟を超える。さらに事業間口を拡大すべく、新築住宅と今後拡大が期待される既存住宅マーケットでの成長を見据え、リフォームと注文住宅の事業間で「住宅設備、部材、設計、物流」の共有化など全面的な事業統合を図る。共有化は、大工棟梁など施工パートナーにとっても幅広い発注の機会を創出することになる。人材育成では従来の専門知識と経験を有するキャリア職に加え、新卒者の採用などの柔軟な人事制度を整備する。
新会社の初店舗は、東京都江東区の複合街区「有明ガーデン」の商業施設3階に「住友不動産ハウジングプラザ有明」、愛知県名古屋市中区に「住友不動産ハウジングプラザ名古屋」の2店舗をオープン。
店舗は年代や構造が異なる既存住宅の状態を把握し、顧客の希望に柔軟な提案をし続けてきた新築そっくりさん事業と、グッドデザイン賞を例年受賞する高いデザイン性、オリジナル住設機器の品質の高さに定評がある注文住宅事業の受付を統合した店舗となっている。今後の店舗も、住まいに関する顧客の悩みにワンストップで最適な提案ができるように、住友不動産グループの総合力を生かした高品質オーダーメイド住宅に特化して展開する。
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