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日本の70年代を彷彿とさせるベトナム パナソニック現地法人が電材など30年で売上高222億円:パナソニック電材事業の重要拠点ベトナム視察(3/3 ページ)
パナソニックのベトナム工場は、日本品質の電設資材や照明、室内空調機器の製造拠点として重要な役割を担っている。2014年の稼働開始以降、増築や新棟の建設に加え、生産プロセスでも自動化と内製化を進め、生産能力を強化。配線器具は従来の月産900万台から2030年度までに約1.8倍となる月産1600万台の量産体制を整備する。
一貫生産の供給体制が強み
坂部氏は、PEWVNの成長の基軸が「生活インフラを支える商材として安心安全をベトナムの住民へあまねく届けるべく、高品質、適正価格、安定供給を実現する一貫生産の供給体制にある」と話す。中でも高品質、適正価格、安定供給は重要なキーワードだ。
将来展望として坂部氏は、2030年までにECM分野をベトナム国内販売で、現在の売上高の1.6倍ほどにあたる約176億円にしたいとの方針を口にした。実現には、製造面では技能人材を育て、人材をベースに高精度な部品加工と、その部品を使った高効率な製品組み立てを行う必要がある。販売面でも販売チャネルの強化も重要となる。
坂部氏は「会社のパーパス(目的、意図、意義)として、ベトナムの今と未来に最適な商品を提供する」と明言。最適な商品は「コストと品質でバランスが取れており、健康な暮らしにつながる製品だ」と説明した。
今後はMCCB(集合住宅などで使用する大容量ブレーカー)や制御自動化のための有線通信プロトコルのKNXなど、現時点では商品として持っていないホームIoT商材分野へも、配線を中心に据えて展開していくとした。
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