BIM統合基盤「Autodesk Construction Cloud」のユーザー会発足 清水建設、大和ハウスなど230人が参加:BIM(1/2 ページ)
オートデスクは、建設プロジェクト向け統合プラットフォーム「Autodesk Construction Cloud」の効果的な活用や普及を目的に、ACCユーザー会を設立した。設立メンバーとして、清水建設、大和ハウス工業、竹中工務店、日揮ホールディングスなどの大手建設関連会社から230人が参加した。
オートデスクは2024年7月12日、BIMを核とした建設プロジェクトの統合プラットフォーム「Autodesk Construction Cloud(ACC)」の効果的な活用や普及を目的に、ACCユーザー会を設立した。既存ユーザーの清水建設、大和ハウス工業、竹中工務店、日揮ホールディングスをはじめとする大手建設関連会社などが参加し、初代会長には清水建設 建築総本部 生産技術本部 BIM推進部長 三戸景資氏が就任した。
(左から)ACCユーザー会会長の清水建設 建築総本部 生産技術本部 BIM推進部長 三戸景資氏、副会長を務める大和ハウス工業 東京本社 技術統括本部 建設DX推進部 次長 宮内尊彰氏、竹中工務店 東京本店 プロダクト部 BIMグループ長 滝本秀明氏、日揮グローバル デジタルプロジェクトデリバリー部 DX技術探究グループマネージャー 津多秀和氏 筆者撮影
オートデスクではACCを、建設プロジェクトに関わる発注者や設計事務所、ゼネコン、専門工事会社などのさまざまな関係者が、業務に必要なあらゆるデータをリアルタイムに共有できる建設プロジェクトの「統合ワークプレース」と位置付けている。ACCの活用により、クラウド上で3Dモデルの利用、設計・施工管理業務、進捗管理、コミュニケーションなどが可能となり、生産性の向上や業務効率化につながる。現在、国内約300社が導入し、毎月1万7000〜8000人程度のアクティブユーザーがいるという。
一方、オートデスクがACCユーザーから意見を聞く中で「もっと使いこなしたいが方法が分からない」「ユーザー同士でつながって活用を進めたいが、その機会がない」などの声が寄せられていた。これを受け、ユーザー同士の情報交換などの場として新たにACCユーザー会を設立した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.