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ソニーの産業用ドローンに新機能、指定したエリアを自動飛行で測量:Japan Drone 2024(1/2 ページ)
ソニーグループは産業用ドローン「Airpeak S1」を、より効率的に運用するため、機体認証のプロセスを省略できる「第二種型式認証」を取得した他、測量用のミッションを作成してドローンを自動飛行させる機能などを追加した。
ソニーグループは、「Japan Drone 2024」(会期:2024年6月5〜7日、幕張メッセ)で、産業用ドローン「Airpeak(エアピーク) S1」の新機能を紹介した。ドローンの機体認証プロセスを省略できる「第二種型式認証」を取得した他、事前に測量エリアを指定してドローンを自動飛行させる「マッピングミッション」に対応するなど、より効率的な運用を可能とした。
ジオタグ追加、マッピングミッションなどアップデート
Airpeak S1は高い飛行性能に加え、機体にソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラα(アルファ)を搭載することで高画質な画像を撮影できる特徴を持つ。システム構成は、3軸ジンバルを使ってカメラを搭載する機体と送信機、モバイル端末にインストールして送信機と組み合わせて使う操作用アプリ「Airpeak Flight」、PCやiPadでデバイスの管理や飛行ログの閲覧ができるWebアプリ「Airpeak Base」、クラウドから成る。
Airpeak S1の構成。(左から)操縦用アプリ「Airpeak Flight」をインストールした端末と送信機、フルサイズミラーレス一眼カメラ「Sony α7 IV」を搭載した機体、Webアプリ「Airpeak Base」。一番右側の空間再現ディスプレイでは、Airpeak S1で撮影した千葉県の館山城の3Dデータを投影した
前年出展時からのアップデートとして、「RTK(リアルタイムキネマティック)を利用した飛行でユーザビリティを向上し、撮影した画像にリアルタイムでジオタクを追加できるようになった。また、測量用のマッピングミッションをiPad上で簡単に作成できる機能を追加した」(ソニー説明員)。
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