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国交省、建設現場の事故データ1600件を一般公開 安全性向上に寄与安全衛生

国土交通省は、2019〜2022年度に地方整備局/都道府県/政令市で発生した約1600件の建設現場での事故データを、Webサイトで一般公開した。事故の経緯や背景、発生後の対策などを広く周知することで、事故防止に役立ててもらう。

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 国土交通省は2024年2月2日、建設現場の事故防止に役立ててもらうため、2019〜2022年度に地方整備局、都道府県、政令市で発生した約1600件の事故データをWebサイトで一般公開した。

 Webサイトでは、国土交通省大臣官房 技術調査課が保有する「建設工事事故データベース」の事故データについて、工事分野や工種、災害分類、事故の経緯や背景など12項目をExcel形式でダウンロードできる。建設現場でのKY活動への活用や、建設会社が開発する事故防止システムの精度向上などに寄与することが目的だ。


画像:photoAC

事故データを公開することで、建設現場の安全性向上に寄与

 国土交通省では、建設工事の事故防止に向けた対策を進めており、事故発生件数は減少傾向にある。一方で、件数の下げ止まりや、同様の事故が繰り返し発生していることが課題となっている。

 中小企業など工事件数の少ない企業は、事故経験を蓄積することが難しく、現場の安全性を向上するための情報が不足している。また、一部の建設会社では、建設現場の安全性向上のため、厚生労働省の労災データや自社の事故データをAIなどで分析した事故防止システム/アプリを開発する動きも見られるが、精度を高めるにはより多くの事故データが求められている。

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