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関電工の測定記録支援システム「BLuE」とスパイダープラスの新機能「S+Report」が連携現場管理

関電工の測定記録支援システム「BLuE」と、現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の新機能となるデジタル帳票機能「S+Report」とが連携した。測定器から送信されてくる測定値をBLuEを介して、SPIDERPLUSに取り込み、デジタル帳票として出力できるようになる。

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 関電工は2023年12月12日、独自開発した測定記録支援システム「BLuE(ブルー)」が現場管理アプリとして数多くの建設現場で活用されている現場管理アプリ「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」のデジタル帳票機能と連携したと発表した。

両システムの連携で現場での検査実施と情報伝達効率が向上

測定記録支援システム「BLuE」と「S+Report」の連携イメージ
測定記録支援システム「BLuE」と「S+Report」の連携イメージ 出典:関電工プレスリリース

 連携により、BLuEがサポートする多種多様な測定機器で測定したデータをSPIDERPLUS内に記録することが可能になり、現場での検査実施と情報伝達効率が向上する。

 測定記録支援システムのBLuEは、測定器との間のBluetoothなどの無線通信を介して、測定データを取得する「本体プログラム」と、取得したデータを受け、CAD図面やPDF図面、Excel帳票へ取り込み記録する「入力先アプリケーション」の組み合わせで構成されている。

測定記録支援システム「BLuE」の概要
測定記録支援システム「BLuE」の概要 出典:関電工プレスリリース

 従来、標準サービスで提供してきたExcel帳票やPDF図面、CAD図面用の市販アプリケーションに加え、さまざまなアプリケーションでBLuEを経由して受け取った測定データを活用していただけるように、本体プログラムと入力先アプリケーションとの間のAPIを無償で開示した。

 その第一弾で、SPIDERPLUSのデジタル帳票機能「S+Report」との連携サービスを開始する。S+Reportは2023年12月1日から販売開始した「SPIDERPLUS」の新たなサービスラインアップ。

 メイン機能となるデジタル帳票は、帳票の種別に関わらず、全ての帳票をデジタル管理できる。日常的に活用する打ち合せ記録や危険予知活動など、日々の安全書類も簡単にデジタル化する他、設備性能検査帳票やチェックシートも発注者指定の書式や自社独自の書式に合わせたテンプレートが作成可能だ。工事や作業が終わったその場で、完了写真を撮影し、署名を受領すれば、事務所に戻らずに、現場で工事完了報告書や作業日報の作成が完了する。

危険予知活動表、安全衛生打合簿、安全パトロール点検チェックシート、発電機点検表、小型電動工具点検表などなど、あらゆる帳票に対応
危険予知活動表、安全衛生打合簿、安全パトロール点検チェックシート、発電機点検表、小型電動工具点検表などなどの帳票出力に対応 出典:スパイダープラスプレスリリース
工事報告書/作業日報のデジタル化
工事報告書/作業日報のデジタル化 出典:スパイダープラスプレスリリース

 今回の連携で、BLuEが対応する多種多様な測定器からの情報と、SPIDERPLUSが備える多様な機能が組み合わさることで、さらなる業務効率化や品質向上に寄与することが見込まれる。

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