内田洋行 大久保社長「人とデータへの投資が拡大」 ICTと空間を融合したハイブリッドオフィスを提案:オフィス家具とICTでチームの生産性を高める(2/4 ページ)
コロナ禍で一気に広がったリモートワークだが、現在ではオフィス回帰のニーズも増えてきている。「ICT」と「空間」の両面からワークプレースの新しい在り方を模索する内田洋行は、2023年11月14〜17日に都内で開催するオフィス家具とICTの新製品発表会「UCHIDA FAIR 2024」で、「人が主人公となるハイブリッド・ワークプレイス」をテーマに、働き方の多様化に対応しながらチームの結束力と創造的生産性を高めるオフィス空間を提案する。
「人が主人公のハイブリッド・ワークプレイス」を提案
内田洋行はフェアのテーマである「人が主人公のハイブリッド・ワークプレイス」を、「個人やチームが集い、高い創造的生産性を創出する心地よいオフィス空間」と説明する。具体的には、多様な働き方や業務にフレキシブルに対応できること、デジタルとの親和性があること、環境に配慮するなどサステナブルなことなどを挙げる。
ものづくりや技術開発を行うオフィスには、高い集中力を要する個人作業に加え、複数人が連携してチームワークを発揮しながら業務を行える環境、さらに新たなひらめきの基になる日常的なコミュニケーションを促す仕掛けも求められる。今回は、R&D部門の働く場として、設計者や開発者の創造性を引き出すための空間を提示した。
照明の映り込みを防ぐシェードを備えた個人作業向けのデスクや、セミクローズの打ち合わせ用ワークブースを設置する他、個々のアイデアを素早く共有してチームの成果を生み出すため、可動性のあるデスクを活用した「コラボエリア」などを配置した。
チームの基地になる場として提案してきたTeam Baseは、チームがダイナミックに活動できるように、より柔軟性のある空間に進化させた。可変性の高い家具や、ディスプレイ、モバイルバッテリーなどのICTを設置し、エリアを区切ったり一体にしたりすることで、活動の目的に応じてレイアウトを大幅に変更できる。
グループワーク、プロジェクトワーク、ハッカソン&ラーニングなどそれぞれの用途に応じたレイアウトも提案する。
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