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「invox受取請求書」が建設業に特化した機能を搭載、請求書のデジタル化が可能にペーパーレス化

Deepworkは、「invox受取請求書」と「invox for BtoBプラットフォーム 請求書」で、建設業に特化し、工種や費目、細目を設定して取極外請求書の取扱いを可能にした。

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 Deepworkは運営する「invox受取請求書」とインフォマートと協業して提供する「invox for BtoBプラットフォーム 請求書」に対し、建設業に特化したオプション機能を搭載したと2023年9月に公表した。

工種・費目・細目を設定して取極外請求書の取扱いが可能に

 invox受取請求書は、どんな形式の請求書が届いても、AI OCRとオペレーターが99.9%正確に自動でデータ化。インボイス制度と電子帳簿保存法に対応しながら、請求書の入力作業や支払・計上業務も自動化する請求書受領システム。

 BtoBプラットフォーム TRADEは、企業間の商取引に必要な見積、発注、受注、納品、受領、検収といった業務をデジタル化し、クラウド上で一元管理できるサービス。BtoBプラットフォーム 請求書やBtoBプラットフォーム 契約書との連携で請求や契約の業務もデジタル化することで、一連の商取引がBtoBプラットフォーム上でシームレスに完結する。

工種を設定した請求書のイメージ
工種を設定した請求書のイメージ 提供:Deepwork

 建設業のバックオフィス業務は紙文化が根強く残っている。インフォマートが2023年6月に調査したアンケートでも、約4割が請求書の受け渡しを「紙で行っている」と回答している。紙の請求書の場合、発行する側は請求書作成や封入・封かん、受け取る側は仕分けやファイリング、会計システムへの入力など、時間や手間のかかる作業が多く発生してしまう。

 そこで、Deepworkはインフォマートと共同で、請求データに「工種」「費目」「細目」などの項目を設定できる機能を追加した。そのため、建設業で原価管理に必要となる「原価仕訳」が容易に行えるようになる。

 建設業の元請けと発注先となる協力会社間の取引には、複数の取引区分が存在し、発注書を交わす「取極」と、発注書を交わさない「未取極」や「随時取引」「一般経費」などがある。

 発注書を交わす「取極」の請求書は、インフォマートの「BtoBプラットフォーム TRADE」や「BtoBプラットフォーム 請求書」で手間なく処理が行えるが、「未取極」「随時取引」「一般経費」の請求書は、発注書を交わさないため協力会社から紙やメールなど、バラバラの手段で届いている。これまでのinvox受取請求書では、原価仕訳を行うための「工種」「費目」「細目」を、取り込んだ請求データに紐(ひも)付けできず、原価管理が困難だったが、今回の機能追加で、建設業の企業にとって、より使いやすいサービスにバージョンアップした。

3つのサービスを利用しinvoxにデータを集約した場合のフロー図
3つのサービスを利用しinvoxにデータを集約した場合のフロー図 提供:Deepwork

 さらにinvoxとBtoBプラットフォーム TRADE、BtoBプラットフォーム 請求書を併せて利用すれば、建設業でやりとりされる「取極」「未取極」「随時取引」「一般経費」など、全ての請求書のデジタル化が100%実現するとしている。

 新機能では、建設業特有の「工種」「費目」「細目」などの項目設定が可能となり、工事ごとに請求書の仕分けもできるので、プロジェクトごとの整理が簡易になる。請求明細や出来高報告書といったエビデンスの添付ファイルも、請求書と同時に取り込める。

 紙、メール、PDF、クラウドサービスなど、協力会社からさまざまな方法で送られてくる請求書を数分で取り込める。

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